中国占術入門 1.五術とは 『継善編の研究(阿藤秀夫著)』より 五術とは、一般に日本では、聞き慣れない言葉でありますが、中国の文化形態の特殊性を構築するのに 重要な位置を占めていると考えられます。従来の日本の中国の学術研究は、このジャンルを軽視蔑視し て、迷信として学術大系から外し具体的な研究が行われることはありませんでした。 中国の歴史的史料は、四庫全書の名称に代表されますが、四庫とは、四部のことを指し、経、史、子、 集を表します。つまり、経は経典、史は歴史、子は哲学思想、集は前記以外のジャンルを指し、文芸、 芸術、技術書等の類を集めたものであります。五術とは、四庫の分類法における集部の技術書なのであ ります。 従来日本が行った、”歴史的に残った開かれた学問のみを研究し、閉じられた学問を研究しない”とい うのは、非常にナンセンスであるといえるでしょう。 現実に経、史、子部は
断易入門 1.はじめに 断易って、どんな占い? 断易は、卜に属します。一般に易というと、周易のことがすぐに思い浮かびます。 断易は同じ易でも、むしろ易卦の形を利用した干支術とでも呼ぶべきもので判断原則が多 くあるものの、覚えてしまえば、非常に明快な占術です。 2.占いの基本知識 a.五行(ごぎょう) 古代中国では宇宙は5の元素から構成されていると考えられていました。 これが、東洋占術の考え方の中心となる木・火・土・金・水の五行です。 この五行に関し、占術を学ぶ為に知っておくべき知識は次の相生と相剋の2つです。 相生… 木は火を生じる。火は土を生じる。土は金を生じる。金は水を生じる。水は木を 生じる。 相剋… 木は土を剋する。火は金を剋する。土は水を剋する。金は木を剋する。水は火を 剋する。 b.十干と十二支 十干は、もともと日を数える為の符号であり、1ヶ月を上旬、中旬、下旬に分けたそれぞ
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