「昨日のことのように思いだされる」。鈴木代表が感慨深げに振り返ったのは2005年11月1日。F1チーム立ち上げを発表した会見のことだ。「あの日も壇上に一人、きょうも一人。だけど今は一緒に戦ってくれたドライバー、スタッフやファンの皆さんが付いてくれている」 現在のF1は多くのチームを自動車メーカーが直接所有し、資本と技術をかけて競い合っている。経費が高騰し、スーパーアグリのようなプライベートチームの参戦は困難だ。そんな状況に歯止めをかけようと、08年からは他チームのシャシーを購入しての参戦が認められるなど改革が行われるはずだった。 スーパーアグリも、改革を見越しての参戦だった。ところが実際には10年以降、完全に自社製作した車でなければ出場が認められなくなるなど、その後の状況は逆行した。スーパーアグリはホンダの前年型マシンの改良型を使用してきたが、これが不可能になるため、逆算すると09年には完
スーパーアグリF1チーム(SAF1)は6日、F1から撤退する旨を発表した。思えば、2年半前のチーム立ち上げの時もそうだったのだが、『今日の明日』で関係者に通達された『鈴木亜久里の緊急記者会見』。 今回の会場は表参道駅近くの青山ダイヤモンドホール。同じ青山の名を有するが、2005年11月1日は地下鉄半蔵門線でひと駅だけ離れたホンダ本社が会場であった。地下鉄ひと駅の距離ではあるが、ホンダとの距離が大きく離れてしまったかのような印象さえ受ける。 しかし亜久里代表は、エンジン供給や技術支援を中心に「チームを支えてくれたホンダには最大限の感謝をしている」と語り、ホンダは最後の最後まで支援してくれたことを強調した。だが一方で、ホンダ・レーシングF1チーム(HRF1)のCEOであるニック・フライがSAF1の問題について様々な言動を繰り返していたことには、フライ個人に対しての嫌悪感を示している。 「僕は最
スーパーアグリF1チーム(SAF1)は、本日、F1世界選手権から撤退することを決定した。2006年からプライベーターチームとしてF1に参戦し、昨年はチーム結成22戦目(スペインGP)で初ポイントを獲得、2007年のランキング9位という成績を残したSAF1のF1における活動は本日、その幕を閉じることになる。 鈴木亜久里 チーム代表 「F1チームオーナーになるという私の昔からの夢を実現すべく、2005年11月にF1にエントリー申請をし、2006年よりスーパーアグリF1チームとして、2年と4ヶ月にわたりF1の世界で戦ってきたが、本日その活動に終止符をうつことになった。 多くの自動車メーカーが参戦しているこの世界でプライベーターとして戦いを挑み、昨年はチーム参戦から、わずか22戦目にして初ポイントを獲得しランキング9位となる快挙を達成することができた。しかし、昨年のシーズン初頭から、パートナーとし
自動車レースのF1チーム、スーパーアグリの鈴木亜久里代表は6日、都内で会見し、資金難を理由にF1から撤退すると発表した。
iPodに「著作権料」上乗せ 文化庁提案へ2008年5月6日3時4分印刷ソーシャルブックマーク iPodなどの携帯音楽プレーヤーと、テレビ番組を録画するハードディスク内蔵型レコーダーに「著作権料」の一種を課金する制度改正の骨子案を文化庁がまとめた。8日の文化審議会に提案する。抵抗するメーカーに対し、課金を求める著作権団体が「秘策」で揺さぶりもかける。同庁は4年越しの論議に決着をつけたい考えだ。 著作権料の一種とは、一般の人が家庭で音楽や番組を録音・録画する行為に対して課金されている「私的録音録画補償金」のこと。すでにMDレコーダーやDVDレコーダーといった録音・録画機器には導入されている。実質的にはメーカーが機器の売り上げから著作権者に支払っている。金額は価格の数%。 最近登場した携帯音楽プレーヤーなどについては、著作権団体の要望を受け、文化庁が文化審議会にはかり、05年から本格議論してき
文化審議会がダビング10撤回をちらつかせてJEITAを揺さぶっているらしい。JEITA加盟メーカーがヘッドフォンステレオだけでなくHDレコーダもつくっていることを見越して足元をみているようだが、ここは中途半端なダビング10を延期してもらって構わないんじゃないだろうか。現行法ではFriioの販売も利用も合法なのだし、世界を見渡して基幹放送にスクランブルをかけているのは日本だけなのだし、ここで一気に無料放送はB-CAS不要、コピーワンス解除に追い込もうではないか。 文化審議会・私的録音録画小委員会の審議で、メーカー側委員は反対する公算が大きい。メーカーは、課金で機器の値上げはしにくく負担が増えるとの思いがあるためだ。 一方、著作権団体の「秘策」は、6月2日から導入する方針の「ダビング10」の拒否だ。デジタル放送のテレビ番組を自宅のハードディスク内蔵型レコーダーなどに録画した後、DVDなどに9回
残念なことに、いつまでたっても音楽はメディアから解き放たれることがない。音楽をメディアに固定したことは偉大なる発明だけれども、そのことが音楽を縛り付けている。 iPodなどの携帯音楽プレーヤーと、テレビ番組を録画するハードディスク内蔵型レコーダーに「著作権料」の一種を課金する制度改正の骨子案を文化庁がまとめた。8日の文化審議会に提案する。抵抗するメーカーに対し、課金を求める著作権団体が「秘策」で揺さぶりもかける。同庁は4年越しの論議に決着をつけたい考えだ。 http://www.asahi.com/culture/update/0505/TKY200805050202.html もう既に、時代は何歩も先に進んでいて、iPodを携帯音楽プレーヤーとして捉えることすらそろそろ難しくなってきている。そういった中で、デジタルメディアの「劣化しないでコピーできる」という特性考えると、ある程度やむをえ
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