三菱東京UFJ銀行など三つの金融機関のインターネットバンキングのサイトに暗証番号などを打ち込ませる偽の画面が表示された問題で、利用者側のパソコンがウイルスに感染したことが原因である疑いがあることが、捜査関係者への取材でわかった。 警視庁などは、暗証番号などを盗み取る「フィッシング」の新手の手口の可能性があるとみて被害状況の把握など情報収集を進めている。 捜査関係者によると、警察当局はこれまで、三菱東京UFJ銀行、ゆうちょ銀行、三井住友銀行の3金融機関で数件発生していることを把握した。銀行側などから連絡を受けて調べたところ、すべての利用者のパソコンで偽の画面が表示されるのではなく、ウイルスに感染したパソコンからサイトにログインすると表示される仕組みである可能性が高いことがわかったという。