【ニューヨーク、ベルリン共同】ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の排ガス規制逃れ問題で、米環境保護局(EPA)は2日、グループ傘下の高級スポーツカー「ポルシェ」などのディーゼル車計7車種で、新たに不正を確認したと発表。EPAは「VWはきれいな空気を守るための法律に再び違反した」と批判した。 VWは今回指摘された対象車について「禁じられた方法で排ガスを操作するソフトウエアを搭載していないことを強調したい」と不正を否定するコメントを発表。 ポルシェは高いブランドイメージを持ち、1台の収益が大きく、販売も好調でVWグループの経営の屋台骨を支えている。 2011年、ポルシェの株主総会で展示されたディーゼル車のSUV。右はフォルクスワーゲンのウィンターコルン前会長=シュツットガルト(ロイター=共同)
ドイツの大手自動車メーカーフォルクスワーゲンがディーゼル車に不正なソフトウエアを使用していた問題で、アメリカ環境保護局は高級車に搭載されている別のディーゼルエンジンでも新たなソフトウエアの不正が見つかったと発表しました。 このディーゼルエンジンは、すでに不正が発覚しているものとは別の排気量が3000ccのタイプで、グループ内の高級セダンやSUVに搭載されアメリカでは、およそ1万台が販売されているということです。 環境保護局によりますと、使用されたソフトウエアは排ガス試験の時だけ有害物質の排出を低く抑える一方、路上での走行時には最大で基準の9倍の窒素酸化物を排出していたということです。 アメリカの規制当局は、ことし9月に初めて不正が発覚して以降、フォルクスワーゲンのグループ会社やほかのメーカーでも不正が行われていないか対象を広げて調査しています。 今回は、その過程で新たに判明したもので環境保
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く