厚生労働省は10日、ブラジルから羽田空港に到着した男女4人で新型コロナウイルスの変異種を確認したと発表した。国立感染症研究所の脇田隆字所長は、英国や南アフリカで報告されている変異種との共通部分はあるが、異なる部分もあるため新しいタイプとみているとの見解を明らかにした。感染力や重症化率が高いとの証拠はなく、調査中という。 4人は2日、ブラジル北西部のアマゾナス州から到着し、空港検疫で陽性となった。うち10代女性は無症状で、10代男性が発熱、30代女性がのどの痛みと頭痛がある。40代男性が呼吸状態の悪化で入院している。