12月の任期満了で退任する意向を固めた兵庫県尼崎市の稲村和美市長(49)が、3月にあった同県西宮市長選を経て、退任を最終決断していたことが、関係者への取材で分かった。与野党が事実上の相乗りで支援した現職が日本維新の会の新人に圧勝した西宮の構図を踏まえ、政党の枠組みを超えた支援を見込める後継候補を複数の政党関係者に伝えた上で決めたとみられる。稲村氏は7日、緊急会見を開いて正式に退任を表明した。 後継候補として検討を進めているのは、前市教育長で文部科学省教育DX推進室室長補佐の松本真氏(42)。稲村氏は昨年3月には打診していたとしたが、理由は明らかにしなかった。松本氏は取材に「7月中にも会見を開いて詳細を話したい」とした。 尼崎では2代続けて政党の支援を受けない「市民派」の市長が選ばれてきた。しかし、2021年6月の市議選や10月の衆院選では維新が躍進し、次期市長選にも候補擁立を検討している。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く