スロバキアの「ハンガリー化」に懸念 親ロシア姿勢、強権統治に批判 2024年03月23日20時22分配信 東欧スロバキアのフィツォ首相=21日、ブリュッセル(AFP時事) 【ベルリン時事】東欧スロバキアのフィツォ政権に対し、強権統治を敷くハンガリーのオルバン政権と同様、欧州連合(EU)の結束を脅かしかねないとして懸念が広がっている。25日で就任5カ月となるフィツォ首相は、ロシアによるウクライナ占領を認める形での停戦を主張。国内で進める司法改革も「法の支配」を弱めると批判を浴びている。 「非常に重要な問題を巡り、意見の違いがある」。チェコのフィアラ首相は6日、かつて同国と連邦を形成し、分離後も緊密な関係を維持してきたスロバキアとの政府間対話を中断すると表明した。チェコはウクライナ支援を強力に進めており、スロバキア外相が2日にトルコでロシア外相と会談したことを問題視した。 昨年10月に首相に返