奈良市の奈良国立博物館で10月24日~11月12日に開かれる「第66回正倉院展」(奈良国立博物館主催、読売新聞社特別協力)の期間中の無事を祈る法要が26日、同市の東大寺大仏殿で営まれた。 法要では筒井寛昭別当ら僧侶約20人が本尊・盧舎那仏坐像(るしゃなぶつざぞう)(大仏、国宝)の前で読経をする中、湯山賢一館長や宮内庁正倉院事務所の杉本一樹所長ら約30人が焼香し、手を合わせた。 湯山館長は「例年より開催期間が長い。混乱なく満足してもらえるよう、より一層気を引き締めたい」と述べた。杉本所長は「正倉院の季節がきたと実感した。無事に開幕を迎えられるように祈った」と話した。