アフリカ出身初の力士となるアブデルラフマン・シャーラン(20=大嶽)が、金太郎になった。大嶽親方(元十両大竜)が13日、シャーランに「大砂嵐金太郎」のしこ名を付けたことを明かした。ピラミッドを意味する「金字塔」も候補に挙がったが、エジプトでのあだ名「サンドストーム(砂嵐)」にちなんだ。名付け親の同親方は「金太郎は、クマと相撲を取って勝ったほどの力があるからね」と大器に期待した。 すでに興行ビザを取得し春場所(3月11日初日、大阪府立体育会館)でデビューする大砂嵐は「私も金太郎のようになりたい。日本の有名なキャラクターだと聞きました」と気に入った様子。10日に20歳になったが、イスラム教徒のため、飲酒はしない。3日前には、股割りの体勢から、おでこが土俵につくようになるなど、徐々に進歩してきた。「2年で関取になります」と意気込んだ。