>財政というのはもともと、採算もとれないし利潤も生まないし「出て行く一方」だけれど人々の暮らしに絶対欠かせない分野(文化保護、教育、子育て、医療、福祉など)に金を出すために存在するのです。 ノーマライゼーション【normalization】という言葉があります。 『正常化』の意で、高齢者や障がい者などを施設に隔離せず、健常者と一緒に助け合いながら暮らしていくのが正常な社会のあり方であるとする考え方なんですね。 スウェーデンには、この思想が根底に根強く流れていますので、低所得者層、高齢者、障害者、失業者等、社会的弱者もあるレベル以上の生活をすることが保障されているんですよね。 これはやはり、市民の闘いで勝ち取ったもの(あくまで無血の政治闘争でという意味ですが…。)だということもおさえておきたいところです。 一方、日本では宗教的思考をみるに「因果応報」の考え方が根強いため、努力する=成功する、