「しまなみ誰そ彼」は主人公の要介(かなめたすく)が、“ホモ動画”を観ていたことを同級生に知られるところから始まる。ゲイであることを知られたと怯えるたすくは自殺を図ろうとするが、そんなとき“誰かさん”と呼ばれる謎めいた女性に出会う。彼女はたすくを「談話室」へと誘うが、そこにはレズビアンの女性が居て……。 「性と生」をテーマに展開される本作は、鎌谷が長年暖めてきた構想を「今ならば描けるかもしれない」と執筆を決意した渾身作。尾道を舞台に、性に悩む少年の青春が描かれる。一部書店では購入者に特典としてペーパーを配布。詳細は最寄りの店舗にて確認してほしい。