一方、いざウェブアクセシビリティの確保を進めようと思っても、専門的な人材や、部門横断での対応が必要な場合もあり、その場合はかなりの費用と時間がかかります。対応すること自体は法的義務でないにもかかわらず、なぜそこまでして取り組む必要があるのでしょうか? 今回の記事では、ウェブアクセシビリティに取り組む意義とメリットを、6つの観点から解説していきます。 理由1:サイト(サービス)を利用できる人が増える 当たり前ですが、ウェブアクセシビリティを確保すれば、自社のサイトやサービスを利用できる人が増えます。実際、どれくらいインパクトがあることなのでしょうか?アクセシビリティを確保することで恩恵を受けやすいと考えられる層を中心に、具体的な数字を交えて見てみましょう。 ❶ 障害を持つ人 視覚、聴覚、認知、運動機能などに関して、さまざまな障害や特性を持つ人がいます。厚生労働省の調査によると、2016年の推