優しくおとなしい“草食系男子”が登場する一方で、戦国時代の武将に心ひかれる“歴女(れきじょ)”と呼ばれる20〜30代の若い女性が増えている。武将の家紋入りグッズを身につけたり、史跡ツアーに参加するなど、これまでの若い女性とは違う消費嗜好(しこう)が注目され、百貨店なども専門店を開設するなど需要獲得に動き出した。 小田急百貨店は、新宿店ハルク地下一階(東京都新宿区)に戦国武将グッズを専門に扱うショップ「戦国魂(せんごくだま)」を今月5日にオープンした。「戦国魂」のアイテムは京都市中京区にある本店とオンラインショップでしか販売されておらず、百貨店内にショップを開くのは初めて。小田急は「直江兼続を主人公にした大河ドラマの影響もあって、若い女性を中心に戦国グッズに関心が高まっている」(広報担当)と話す。同ショップは期間限定で9月4日まで。