新華社電によると、中国福建省竜岩市の地元当局者は26日、郊外の電池工場周辺に住む子供121人の血液から基準値を上回る鉛が検出されたことを明らかにした。地元では今月中旬、鉛汚染に抗議するデモが起き、当局が検査していた。 今回の検査対象は14歳以下の287人。地元当局は問題の電池工場の操業を停止し、子供らの治療費を負担する方針を表明した。 中国では今年に入り、陝西省や湖南省などでも多数の子供の血液から基準を上回る鉛が検出され、住民による抗議が相次いでいる。(共同)
ポーズを決めてラピートの到着を待つコスプレイヤーたち=27日午前9時45分、大阪市浪速区の南海難波駅(鳥越瑞絵撮影) アニメのキャラクターの衣装などをまとったコスプレーヤーが、南海電鉄の関空特急「ラピート」1両を貸し切り、難波駅から関西空港駅まで運行するイベントが27日、行われた。 世界的な人気を呼んでいる日本のオタク文化を紹介しようと、関西国際空港で26日から2日間にわたって開かれたイベント「ジャパン・ポップ・カルチャー・フェスティバル2009」の催しの一つ。国内だけでなく、台湾からも3人のコスプレーヤーが参加した。 車内では、メイドやヨーロッパの貴族風の衣装に身を包んだコスプレーヤーが記念撮影などをした。 「大阪萌(も)え大使」としてイベントに参加した三浦愛恵さん(18)は、「台湾のコスプレーヤーとの交流を通じ、日本発の文化が海外にも浸透していることがわかって感動した」と話していた。
寄り切りで朝青龍を下した白鵬。朝青龍が土俵を割ったことに気づかず、上手投げを決めた=東京・両国国技館(撮影・今井正人) 立ち合いで左上手を取った朝青龍が、そこから休まない。白鵬との優勝決定戦。上手投げで崩して寄り立てると、なおも攻めて最後は右からのすくい投げで裏返し。「力を出し切ったよ。もうないよ」。死力を尽くして取り戻した賜杯だった。 初場所の再現だった。初場所同様に本割で白鵬に一方的に敗れても、優勝決定戦までのわずかな時間で軌道修正。「本割の立ち合いは見ているだけだった。次も立ち合いが勝負。低く当たっていったよ」と持ち前の集中力を発揮した。 29歳の誕生日を祝う優勝は格別で、「最高の誕生日じゃないですか」。左ひじが完治しない中、場所前には右ひざも負傷した。「けがだらけで、本当にぎりぎりまできていた」。優勝から遠のき、近い関係者には弱音をこぼすこともあった。
地球温暖化対策として鳩山由紀夫首相が二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの排出量を「2020(平成32)年までに1990年比で25%削減する」と国連で表明した国際公約をめぐり、官民に困惑が広がっている。政府部内で議論がないままに鳩山首相が対外的に公約したことで「どのような道筋で達成を目指すのか」(経済産業省幹部)といぶかる声が上がっている。産業界もシンポジウムなどを開いて民主党の意向を何とか引き出したい考えだが、平成22年度予算案の編成もからんで官民とも手探り状態が続いている。 「25%削減のうち、“真水”がどれだけなのか分からなければ、今後の具体策なんて考えようがない」 経産省のある幹部はため息を漏らす。真水とは国内の努力で削減する排出量を指す。麻生太郎内閣が今年6月に示した「05年比15%(90年比8%)削減」は真水分だけだったが、鳩山首相が提唱した90年比25%削減には、海外からの排
著者、書名が分からないようにラッピングされた“覆面文庫本”が東京・新宿の書籍・雑貨販売店「ヴィレッジヴァンガード新宿マルイカレン店」で売り出され、注目されている。発案者のブックコーディネーター、内沼晋太郎さん(29)は「本選びの範囲は自分の気付かないうちに狭くなってしまいがち。本との偶然の出会いを楽しんで」と話す。 本棚には、あらかじめ店のブックカバーがかけられた新刊文庫本約100冊が並ぶ。来店者が“選別”する材料は、「ああ、また食べられているのか…」「やつらの信じるのは目に見えぬものだけだ」といった作中の一文によるPOP広告と表示された値段だけだ。 「POPを見たインスピレーション(直感)で選んでほしい」と同店担当者。今月から始まった企画で、すでに30冊以上が売れており、「贈答用に買い求めていくお客が多い」とか。 内沼さんは平成15年、クラフト紙で包んだ文庫本を郵便物として送付できる「文
兵庫県旅券事務所(神戸市中央区)が今年1月下旬、明石市の70歳代男性に生年月日を誤ってパスポートを発行したため、男性とその家族が2月に訪れた中国で入国拒否されていたことが17日、わかった。県は過失を認め、過去の判例を参考に旅行代金や慰謝料20万円を支払うことで和解した。 県によると男性は昭和生まれだが、1月下旬に家族がパスポートを申請する際、生年月日の年号を間違えて平成に印を付けた。事務所側は気付かずそのまま発行したという。事務所では職員2人以上が戸籍謄本などで申請内容を確認することになっていた。 男性は2月末に家族と中国・上海を訪れたが、上海空港の入国審査で男性の年齢などを不審に思った職員が入国を拒否。男性と妻はそのまま帰国した。 県では「チェック態勢を強化し再発防止に努める」としている。
医師の指示なしに医療行為の腸内洗浄をしたとして、神奈川県警生活経済課などは17日、保健師助産師看護師法違反の疑いで、看護師、松村直美容疑者(45)=東京都港区南青山=ら3人を逮捕した。 県警の調べによると、3人は港区南青山で平成13年2月から腸内洗浄専門サロン「コロンハイドロセラピーなな企画」を経営。医師の指示を受けずに、今年1月から4月にかけ、山梨県内に住む、無職の女性(27)ら20〜56歳の女性計10人に対し、腸内洗浄機を使って医療行為の腸内洗浄をした疑いが持たれている。 県警によると、同サロンはインターネットのホームページで、ダイエットや疲労回復などに効能があると宣伝し、これまでに約3700人が利用。約1億3千万円の売り上げがあり、約9千万円の利益があったという。
伊ランボルギーニや伊フェラーリ、英ベントレー・モーターズといった高級自動車メーカーは、リセッション(景気後退)もどこ吹く風。高額で高性能な高級車を展示している。 独フォルクスワーゲン傘下のランボルギーニは、過去1年間で40%落ち込んだ高級自動車市場にもひるむことなく、15日に開幕した国際自動車見本市「フランクフルト・モーターショー」で、同社史上最高額となる110万ユーロ(約1億4756万円)のスーパーカー「レベントン・ロードスター」を発表。これは、同モーターショーに出展されたものの中でも最高額だ。ウィンクルマン最高経営責任者(CEO)は取材に対し、「この市場が回復することを確信している。そして、ランボルギーニは市場の回復に備えたいのだ」と語った。 ランボルギーニでは、15台の生産を予定しているが、既に10台余りの注文を受け付けたという。買い手は、米国在住の有名人や、スイスの食肉販売チェーン
中国 安楽死大国の道? 豪企業進出“究極の社会保障解決策” (1/3ページ) 2009.9.18 08:55 香港で患者と言葉を交わすエグジット・インターナショナルのニチュケ医師=8月28日(香港の有料テレビ、ヘルス&ライフスタイル・ブロードキャスト提供) 欧米で積極的な安楽死を推進している企業が、中国に活動の場を広げようとしている。中国の急速な経済成長に社会保障制度が追いつかず、需要が拡大しつつあることが背景にある。 積極的安楽死を提唱し、「ドクター・デス(死の医師)」の異名を取るオーストラリア人医師、フィリップ・ニチュケ氏(62)率いる安楽死の推進会社「エグジット・インターナショナル」は、欧米諸国で10年以上にわたり安楽死に関するセミナーを開いている。 年会費100豪ドル(約7970円)で会員を募り、薬物自殺に関する情報を提供。現在の会員数は5000人。また苦痛の少ない薬を紹介した3
司法取引の導入やおとり捜査の拡大、指揮権発動−。鳩山政権の新閣僚から17日、次々に「新機軸」が打ち出され、関係者の間に動揺が広がっている。一方、前原誠司国土交通相は「費用がかかっても」と改めて群馬県の八ツ場(やんば)ダム中止を明言。地元からは「今さら」と落胆と怒りの声が渦巻いた。 ■「可視化」反対崩さず 中井洽国家公安委員長は17日の記者会見で、犯罪の容疑者が捜査機関に情報提供する代わりに、訴追時点で有利な扱いを受ける「司法取引」の導入や、おとり捜査の適用範囲の大幅な拡大などの制度改正に前向きな考えを示した。 中井委員長は導入のねらいを、「取り調べ当局に犯罪摘発率を上げ、スピード化できる武器を持たせてあげたい」とする一方、「一方的な全面的可視化だけでは…」と話し、導入が民主党の推進する「取り調べの全面可視化」を補填(ほてん)する措置であることを明らかにした。 検察と警察が「容疑者が萎縮(い
福岡県警大川署は20日までに、レジ係と客が共謀してスーパーの商品を盗んだとして、窃盗の疑いで同県久留米市三潴町田川のパート従業員、堀田照子容疑者(50)と同県大木町奥牟田の主婦、荒巻成子容疑者(53)を逮捕した。2人は「話し合ってやった」と容疑を認めているという。 逮捕容疑は、16日午後1時ごろ、大木町のスーパーで、荒巻容疑者がカートで持ってきた商品のうち、国産うなぎのかば焼き3パックなど高級な食料品を中心とした69点(約2万4千円相当)の代金を堀田容疑者がレジに打ち込まず、そのまま通した疑い。 同署によると、カートに商品を山積している荒巻容疑者を不審に思った店の女性警備員(45)が、一部しか代金を打ち込んでいない堀田容疑者を現認。荒巻容疑者は逃走したが、20日に逮捕された。2人は約1年前からの知り合い。
スーパーの陳列物に穴をあけるなどしたとして、警視庁荻窪署は22日、偽計業務妨害の疑いで、中野区内にある私立高校3年の男子生徒(18)と同級生(17)の2人を逮捕した。 同署によると、2人は調べに対し「面白半分でやった」などと容疑を認めている。同じスーパーで8月19日以降、同様の被害が約80件あったといい、同署で関連を調べている。 同署の調べによると、2人は9月6日午後2時ごろ、杉並区上荻のスーパー「西友」5階の日用雑貨品売り場で、陳列されていた液体洗剤6袋(計1086円相当)に画びょうで穴をあけ、同店の業務を妨害した疑いが持たれている。 店内の防犯カメラに不審な男子生徒2人が映っていたことから犯行が発覚。同署は2人が塾の休み時間に犯行を繰り返していたとみている。
23日午前3時ごろ、茨城県境町の境署留置施設内で、拘置中の男性被告(75)=北海道旭川市=がぐったりしているのに署員が気付き、119番通報した。病院に運ばれたが、まもなく死亡が確認された。境署によると、被告には糖尿病の持病があり病死の可能性がある。 同署は、被告が定期的に医師の診察を受けており前日も変わった様子はなかったとしている。司法解剖して死因を調べる予定。 同署によると被告は6月に詐欺罪で逮捕、起訴され、今月2日に組織犯罪処罰法違反に訴因変更されていた。
ネクタイや下着を身に着けたマネキンはダメ−。イランメディアは23日、同国警察当局が衣料品販売店に対し、欧米の衣料品をショーウインドーなどで展示する際の規制を大幅に強化したと報じた。 イラン政府は6月の大統領選後の大規模な騒乱は、欧米諸国が選挙で敗退した改革派のムサビ元首相らと結託して引き起こしたと主張、反欧米の姿勢を強めており、今回の規制強化もその一環とみられる。 当局の通達は、体の線がはっきりと分かるような服装をした女性型のマネキンは展示しないよう警告。男性型についても、ネクタイは「反イスラム的」だとして避けるよう要請した。婦人服の専門店には「男性は立ち入り禁止」と表示することを求め、男性が女性用の下着を販売することもできなくなった。 当局は規制強化の理由を「一部市民から苦情があった」と説明している。(共同)
23日、サウジアラビア西部スワルに開校したアブドラ国王科学技術大学(KAUST)で行われた記者会見(KAUST提供・AP) サウジアラビアが西部ジッダ北方約80キロの紅海沿岸スワルに建設していたアブドラ国王科学技術大学(KAUST)の開校式典が23日、行われた。最先端の設備を備え、科学技術立国への飛躍を目指す石油大国の威信をかけたプロジェクト。 イスラム教の中で最も戒律に厳格なワッハーブ派を国教とするサウジでは、女性に体全体を覆う衣服アバヤの着用を義務付け、原則として男女共学や女性の自動車運転を禁じているが、同大学はサウジの教育機関として初めてこれらの規制を敷地内で免除した。 アブドラ国王は式典で「設立構想は25年以上、温めてきた夢だった。共存することを学ばなければ、過激な思想と戦うことはできない。すべての人々を迎え入れる科学研究施設は、過激思想に対抗する最前線となるだろう」と述べた。(共
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