購入者が集まり、販売個数が増えるほど価格が安くなるインターネットの「共同購入」は、スーパーなどの店頭と比べてお得な価格で手に入るものが目立つ。売り手側も一気に在庫をさばくことができ、驚くほどの値引きが可能。購入者にとっては「どこまで値下がるのか」と、ゲーム感覚でも楽しめる。(津川綾子) ◆築地のマグロ 「築地のマグロは1人じゃ買えない。大勢でお金を出し合えば、おいしいものが安く買える」。「ネットプライス」(www.netprice.co.jp/)の共同購入サービスは、そんな発想から誕生した。 共同購入は、同じ商品の購入者が集まり、2個、10個…と売れるほど、単価が下がり、安く手に入る仕組み。ネットプライスでは「ギャザリング」と呼び、トイレットペーパーなど日用品や化粧品、家電、水や保存食品、ファッション用品など約1000点を1週間限定で毎週、販売する。 図のように、8月初旬に販売した柔軟剤「