サントリーホールディングスは24日、仏飲料メーカー大手「オランジーナ」の買収に向け、同社に出資する米欧投資会社に対し、正式に買収申請を行ったと発表した。 買収金額は3千億円超とみられ、サントリーの買収案件としては過去最大。10月中旬までに基本合意し、同月末までに買収手続きを終える考えだ。 オランジーナは、フランスなどを中心に「シュウェップス」などのブランドを展開し、欧州の非炭酸の清涼飲料市場では米飲料大手コカ・コーラに次ぐ2位。サントリーは、買収で欧州に基盤を築き、欧州事業を一気に拡大する。オランジーナの平成21年12月期の売上高は1400億円の見通し。