監督: 本広克行 製作: 亀山千広 脚本: 君塚良一 えーと。見ちゃった。ごめんなさい。(誰に謝ってるんだ。) てなわけで。あまりにも、「踊る大捜査線」という存在が無駄にでかくなり、政治的ポジショントークの標的になりつつある作品なので、私の立場を明確にしておく。 テレビシリーズを含めた「踊る大捜査線」シリーズを、「一個の作品」として見て、是々非々があるのは知っているが、私は是とするものである。理由は簡単。「踊る」は刑事ドラマに「本庁と所轄」という隔たれたセカイ、差別被差別の構造をスタンダードにしたからだ。 「踊る大捜査線」が刑事ドラマにもたらしたのは、刑事だってサラリーマンなんだ、という当たり前の日常を「元・サラリーマン」という経歴を持つ青島俊作の目線で描いたことと、キャリアとノンキャリア、「本店(本庁)VS支店(所轄)」という差別構造を、世界観の中心に据えて、その構造自体を浸透させたこと
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