『ペイ・フォワード 可能の王国』(ペイ・フォワード かのうのおうこく、原題: Pay It Forward)は、キャサリン・ライアン・ハイド(英語版)の小説、および2000年製作の同タイトルの映画。ミミ・レダー監督。キャッチコピーは「きっかけはここにある!」 原作者キャサリン・ライアン・ハイドは「ペイ・フォワード」誕生についてこう語っている。 治安の悪い町で車がエンストしてしまったハイドは、車に近付いてくる男2人に恐怖心を抱く。しかし男はエンストしてしまったハイドの車を快く修理してくれたのだった。そこから、この“善意を他人へ回す”という思考が誕生した。 ラスベガスに住むアルコール依存症の母と、家を出て行った家庭内暴力を振るう父との間に生まれた、少年トレバー。 中学1年生(アメリカでは7年生)になったばかりの彼は、社会科の最初の授業で、担当のシモネット先生と出会う。先生は「もし自分の手で世界