ジョン・コリア作「ゴダイヴァ夫人」。1898年頃の作品 ゴダイヴァ夫人(ゴダイヴァふじん、Lady Godiva、990年頃 - 1067年9月10日?)は、11世紀イングランドの女性。マーシア伯レオフリック(英語版)の夫人で、自身も後に領主となった。夫レオフリックの圧政を諌めるためコヴェントリーの街を裸で馬に乗って行進したという有名な伝説が残っているが、中世を専門とする歴史家の見解は、これは「史実ではない」ことで一致している。 同時代頃に書かれたとされる偽イングルフ(英語版)の年代記によれば、ゴダイヴァは「美しいかぎりの、聖い心もちの女性」であったといわれる[1]。 ベルギーのチョコレートメーカー「ゴディバ」のブランド名およびそのロゴはゴダイヴァ夫人の伝説に由来するが日本語の表記と発音はベルギーでの発音にしたがい「ゴディバ」とすることが多い[2]。 英米で広く信じられている漠然とした伝説