実験線でリニアモーターカー(右後方)に試乗後、記者会見するラフード米運輸長官。左はJR東海の葛西敬之会長=11日午後、山梨県都留市 来日中のラフード米運輸長官は11日、山梨県都留市のリニア山梨実験線を訪問し、JR東海が実験中のリニアモーターカーに試乗した。 ラフード長官が乗ったリニアは最高時速502キロで27分間かけて56・7キロを走行。この数カ月間、欧州各国で高速鉄道に試乗したラフード長官だが、試乗後、記者団の取材に応じ「とても速いですね」と技術の高さを評価した。JR東海の関係者によると、リニアのほか移動中に乗った新幹線N700系の乗り心地にも満足そうだったという。 オバマ米大統領は、国内13地域の高速鉄道整備計画について80億ドルの予算を確保。各都市を高速鉄道で結ぶとともに、巨額投資を通じて雇用拡大を目指している。 今年1月、米国での受注に正式に名乗りを上げたJR東海は、ボルティモア−