自民党は、4日午前の衆院予算委員会で質問した民進党の階猛氏が、同日未明まで質問内容を事前通告しなかったことで、霞が関の各省庁の職員が夜中まで職場に留め置かれたとして、民進党に抗議した。 与党関係者によると、階氏は4日午前0時過ぎまで質問通告しなかった。このため、各省庁で職員が待機していたという。読売新聞の取材に対し、階氏は「質問通告は、午後10時台に秘書に渡した。意図的に通告を遅らせたわけではない」と釈明した。 各省庁の職員は、翌日の国会で質問が出る可能性がある場合、夜間、職場に待機する。事前の質問通告が出てから、翌朝までに答弁案を作成する必要があるためで、事前通告が遅れると大きな負担となる。