元から申請締め切りの時期、かつ、若手(S)と新学術領域研究(研究課題提案型)が募集キャンセルされたこともあって、科研費の話題が(通常よりは)目立つようですので、以前にtwitterのほうに書いた(ごく素朴な)考えを転載します。(前回のエントリもご参照ください。) きちんとしたエントリを「はてな」に書きたかったのですが、時間がないのでこちらで:前にも触れましたが、税金を使う立場から見て、「税金の無駄づかい」は確実に存在します。が、それは「年度会計」と「人間は未来を完璧には予測できない」という(非常に明白な)事実との矛盾が最大の原因です。 したがって、(単年度にせよ複数年度にせよ)予算に使用期限が存在する限り、「見直し」とか「組み直し」とかで解決できる見込みはまったくありません。どれぐらいの予算が必要になるか絶対的に予測不可能なので、常にworst caseを考えて最大の予算を確保・使用しなけ