日本では10PFlopsを目指す理化学研究所(理研)の京速スーパーコンピュータ(スパコン)、米国ではイリノイ大学に設置予定の「BlueWaters」スパコン計画が進められている。日本の京速スパコンも2009年の閣僚折衝で40億円減ながら予算が認められる方向となり、開発が継続されることになったのは記憶に新しい。 日本の次世代スパコンこと京速スパコンは富士通が開発しており、昨年のSC09で展示されたSPARC64 VIIIfxベースの計算ノードを使用すると見られている。目標性能はLinpackで10PFlopsであり、完成時期は2012年6月の予定である。一方、BlueWatersはIBMが開発しており、昨年のSC09で展示されたPOWER7ベースの計算ノードを使う。公式情報では20万コア以上となっているが、一部の報道ではピーク性能で10PFlops、Linpack性能では8PFlops強と見