ヴィルヘルム・ケンプのライブ録音というのが、ちょっと気になり購入しました。まだ、ベートーヴェンとシューマンの協奏曲までしか聴いてないですが、目から鱗でした!今までの私のケンプに対する印象が全く覆りました。ライブとスタジオ録音の違いがそんなにないピアニストだと勝手に思ってました。しかしこのライブ録音を聴くと、とても歌のある減り張りのあるピアノ演奏で、その音色も素晴らしく、冷静さを保ちながらもとても熱くなる演奏でした。さらにバックのハインツ・レーグナー指揮シュターツカペレ・ベルリンも素晴らしく大変感動しました。今までスルーして来たライトナー=ベルリン・フィルとのベートーヴェンももう一度聴き直してみようかと思ってます。ケンプのカデンツァも大変興味深く聴かせてもらいました。シューマンはモノラルと記載されてましたが、ステレオのベートーヴェン同様にとても聴き易かったです。これから聴くリサイタルのCDが