「Facebook」するという動詞を作ろう その姿は、大きなひとつの囲いの中でつながりの線を増やしていくフェイスブックに対して、自分の「サークル」を持つスタイルを取ったGoogle+のイメージに近い。もちろんGoogle+がフェイスブックほどの影響力を持たないことは事実だが、デザインの思想としては納得感の強いものといえる。 もうひとつ別の側面は、日本人からすると実感の湧かない話だが、現在もなお、デスクトップで使うインターネットからモバイルで使うインターネットへの移行期間であるということだ。そして、グーグルもフェイスブックもデスクトップ時代のインターネットサービスであり、グーグルはそのコンプレックスを解消するためにAndroidで覇権を取ろうとしている。 筆者がたびたび指摘しているのは、モバイル時代になればなるほど、サービス名は明確な行為の名前、すなわち「動詞」になるべきというアイデアだ。「