アウェーのバーレーン戦、ホームのシリア戦ともに、存在感をシッカリ出していた扇原貴宏。欧州クラブのスカウト達も試合を見学に来ており、高い評価を与えていた 日本代表は先の北朝鮮戦で2011年のスケジュールを終えた。来年1月は強化合宿を行なう予定もない。1月に代表活動が入らないのは2007年以来5年ぶりだという。しかし今年の活動が終了したからといって、代表スタッフがひと足早くオフをとるわけではない。精力的に視察を続けるアルベルト・ザッケローニはブラジルW杯アジア地区最終予選を迎える2012年を見据え、ロンドン五輪最終予選の日本―シリア戦にも足を運び、スタンドから熱視線を送っていた。 「若い選手が代表に入ることでチームはフレッシュになるし、(チームに)いい新陳代謝が生まれるはずだ」 8月にこう発言した指揮官は、五輪世代を積極的にA代表に引き上げてきた。最初からA代表に固定している香川真司は別として