「エビデンサー」という聞き慣れない職業。エビデンサーとは、問題を会計士的な知識や、法律家の知識を網羅して、問題を解決する証拠調査士のことです。 一般的な探偵と違うのは、揉めごとや裁判がクライアント側にうまく片付くように証拠を集めるところ。そんなエビデンサーの需要が増えているのかを、エビデンサーに聞いてみました。 「最近、エビデンサーの需要は増えています。不況なのに、増えているのも不思議なのですが、個人というより、企業からの依頼が増えています」とエビデンサーの平塚さん。 なんでも仕事が増えすぎて、個人向けのものはひどく難解なものだけを扱っているそう。だいたいは紹介してくれる弁護士や警察でなんとかできるものが多いのだそう。 では、企業からの依頼って経営者の身辺警護とかですか? と言いかけたところ、「身辺警護ではなく、知的財産の保護ですね。いわば法務部的な仕事です。弁護士では特許を取るとか商標を