今回のテーマは、ビジネスの中でもよく使われる「ダイアグラム」だ。複数の項目の相関関係を表現したり、ネットワークを可視化したりできるビジュアライゼーション手法である。 「ダイアグラム」は、線や矢印で結びつけられている箱という基礎的な構成で作られており、項目の位置付けで階層を表すことが多い。ウェブ業界のワイヤーフレーム(サイトのコンテンツやレイアウトを簡単に示した図)、企業や団体の組織図やビジネスモデルなどで使われる。読者の方もこのようなダイアグラムを見ることが多いのではないだろうか。 また、A点からB点まで複数のステップで構成されているプロセスを表現する「フローチャート」もしばしば見ることがあるのではないだろうか。 こうしたダイアグラムやフローチャートを作成する上で、大きく2つの課題がある。まず、通常のダイアグラムの場合、上下で情報の階層を区別できるものの、同じレベルの項目に強弱をつけること
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