ブックマーク / bookyomukoto.hatenablog.com (37)

  • 愛するということ 新訳版(エーリッヒ・フロム)を読んだ感想・書評 - 本を読むこと-読書から何かを学ぶためのブログ-

    ※ネタバレありです。 愛するということ 新訳版 posted with ヨメレバ エーリッヒ・フロム 紀伊國屋書店 1991-03-25 僕はここ数か月、恋愛における大きな悩みを抱えていた。詳細な内容は割愛するが、これからの人生と今持っているものを比べたりして、いくつかの決断をした。今は幸せだけど、これから大きな負担になるかもしれないもの、という不確かなものを考える行為自体、大きな疲労を伴うし、実際にそれを手放してみると、心に大きな穴がぽっかりと空いてしまった。 なぜ僕はこんな風に悩まなければならないのだろうか。かなり投げやりな疑問が僕を襲った。実際に僕は二か月近くそのことで悩んでいたし、そのせいで事が十分に喉を通らないことも多々あった。いっそ全てが目の前から消えてしまえばいいと思ったが、消えてほしくないと思う気持ちがあるから手放すことに悩むのだと気づく。意味があるようでない堂々巡りを繰

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    naoto0211 2018/09/22
  • 魔法のコンパス 道なき道の歩き方(西野亮廣)を読んだ感想・書評 - 本を読むこと-読書から何かを学ぶためのブログ-

    魔法のコンパス 道なき道の歩き方 posted with ヨメレバ 西野 亮廣 主婦と生活社 2016-08-12 西野さんのを読むのはこれが二回目になる。以前に読んだのは書の次作である「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」である。これがかなり良くて、自分の中でパラダイムシフトが起こるくらいの衝撃を受けたので、ずっと他の作品も読もうと思っていたのだ。これより書で印象的だった部分について記していく。 まず西野さんは、かなり自分が目指している状態を意識して行動する人だと思った。実際に、絵を描いたり、漫才で劇場をいっぱいにしているのは、テレビに出続けることが芸人として生き残る方法という状態に危機感を覚えたからである。そういう考え方を持つようになると何が変わるのか。西野さんは「目的が定まると情報への感度が異常に高くなる」と述べている。確かに人は数多くの情報の中から自分への関連度が高そう

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    naoto0211 2018/09/20
  • ぼくは愛を証明しようと思う。(藤沢数希)を読んだ感想・書評 - 本を読むこと-読書から何かを学ぶためのブログ-

    ぼくは愛を証明しようと思う。 (幻冬舎文庫) posted with ヨメレバ 藤沢 数希 幻冬舎 2018-04-10 Amazon Kindle 心理学を使った恋愛アプローチ自体は、何も目新しいことではない。最近有名なDaiGoや心理学の植木さんも、頻繁に心理学を使って恋愛の手法を語っているし、きっと皆さんもそれを聞いたことがあるはず。つまり、それ自体は何も目新しいことではないはずだ。それなのに書があれだけ注目を浴びて、一方では批判された理由は何か。それは、恋愛工学という、ひとつの学問に恋愛手法を高めようとしたからだと思う。書では、その恋愛工学や手法について、ひとつの物語の中で、どのように使われるべきかが書かれている。これは教科書ではなく、あくまでも物語を使った紹介のようなものなので、その全貌を知ることはできない。でも、小説としての面白さと、恋愛工学への興味を引き出すには十分だと思

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    naoto0211 2018/09/10
  • 人を操る禁断の文章術(DaiGo)を読んだ感想・書評 - 本を読むこと-読書から何かを学ぶためのブログ-

    人を操る禁断の文章術 posted with ヨメレバ メンタリストDaiGo かんき出版 2015-01-21 Amazon Kindle 僕は文章を書くことが大好きだ。以前は、かっちりとした長文が好きだったので、LINEのようなチャット文化が育ってきたのは、少し寂しかった。でも、それにはそれでコミュニケーション上のメリットがあるし、それを肯定できれば、文章や言葉を使って相手に働きかける機会は増えているとポジティブに考えることができると気がついた。今こそ文章のもたらす力について考えるべきなのだと思う。 さて、書の冒頭で文章の持つ優位性が記されていた。それは以下のとおりだ。 ・一度発信すればずっと働き続けてくれる ・イメージの操作が容易 ・書き直せる ・結果を見直して微調整できる よくよく考えると当たり前かもしれないが、やはりこうやって並べて見ると大きなメリットがあることに気づく。いま僕

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    naoto0211 2018/09/06
  • ふがいない僕は空を見た(窪美澄)を読んだ感想・書評 - 本を読むこと-読書から何かを学ぶためのブログ-

    ※ネタバレあります。 ふがいない僕は空を見た posted with ヨメレバ 窪 美澄 新潮社 2010-07 Amazon Kindle 半年ぶりだろうか……久しぶりに小説を読んでいて、自然に涙がこぼれ落ちていた。それは最後の短篇に登場する母親の、息子に捧げる無償の愛に、僕が深い共鳴をしたからに違いない。小さな街で、彼女の息子は変態として扱われてしまったのだ。当なら引越しなどで大きく環境を変えることだって考えてもいいはずだ。それでも、その場所から動かなったのは、彼女たちがその街で有しているものが、あまりにも多くて大きかったからだろう。あのような噂によって悲しくなること自体が、彼のあんずへの想い以外にも様々な大切なものを抱えていて、それが一様に去ってしまったことを表しているのだと僕は思っている。 書で何度も「やっかいなもの」として、男性器や性欲が理性の範疇を越えた扱いにくいもののよう

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    naoto0211 2018/08/27
  • ナラタージュ(島本理生)を読んだ感想・書評 - 本を読むこと-読書から何かを学ぶためのブログ-

    ※ネタバレ注意。 ナラタージュ (角川文庫) posted with ヨメレバ 島 理生 角川書店 2008-02-01 Amazon Kindle つい最近、著者の島理生が直木賞受賞した。元々気になっている小説家ではあったのだが、それが僕の背中を強く押した。それに僕自身も恋愛小説を読みたいなと思っていた。今まで僕は恋愛とは苦しいものだと思っていた。だって、基的にうまくいくことは少ないし、心の中がモヤモヤして、視界が悪くなる。僕は、この視界が悪くなる感覚が当に苦手で、これを感じると倦怠感に呑まれる身体になってしまっている。だから恋愛は苦しいと思い込んでいた。それが、最近考え方が変わった。恋愛は人を大きく成長させるし、そういう話を聞いていると、自分が恋愛しているかどうかに限らず気持ちがワクワクした。あの視界不良の感覚は、実は成長している過程を確かに感じられる瞬間なのかもしれない。結局

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    naoto0211 2018/08/20
  • 一瞬でYESを引き出す 心理戦略。(DAIGO)を読んだ感想・書評 - 本を読むこと-読書から何かを学ぶためのブログ-

    一瞬でYESを引き出す 心理戦略。 posted with ヨメレバ メンタリスト DaiGo ダイヤモンド社 2013-08-02 Amazon Kindle 楽天ブックス 僕は自分のことが嫌いだ。自分のしたいように行動した結果、反感を買ったり、人にとって嫌なことをしてしまったりする瞬間があるからだ。そういうことを考えることも嫌で、だから僕は人のことを可能なかぎり知りたいと思う。そのために色んな人と話したいと思うし、色んなを読んで学びたいと思っている。 「心理戦略」というと何だか安っぽく聞こえてしまうのは僕だけだろうか? それは多くの人が、そのようなことを望み考えたものの、それを活用できないでいたからだろう。それは、努力不足かもしれないし、良い教材がなかったことに起因するかもしれない。書に限って言えば、読みやすいうえにエッセンスが凝縮されている。このを生かすも殺すも自分次第なのだと

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    naoto0211 2018/08/12
  • ブランド人になれ 会社の奴隷解放宣言(田端信太郎)を読んだ感想・書評 - 本を読むこと-読書から何かを学ぶためのブログ-

    ブランド人になれ! 会社の奴隷解放宣言 (NewsPicks Book) posted with ヨメレバ 田端 信太郎 幻冬舎 2018-07-06 Amazon Kindle 楽天ブックス 書はいかにも田端さんらしい一冊で、とにかく大きなものにしがみついて不安になりながら生きている人に対して「それでいいのか!」と背中を蹴飛ばしてくれるような一冊になっている。内容もとても読みやすい構成になっているので、たまに目次だけ見てモチベーションを上げるために、各項目を読み返してみるのも良いかもしれないと思った。 書は正直に言ってしまうと、田端さんのTwitterアカウントをフォローして、普段からツイートを確認している人には、あまり必要のない一冊かもしれない。田端さんは、普段からTwitterで考えを世の中に提示してくれているし、そこで学ぶことが多いからである。なので、ツイートを普段から見ていな

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    naoto0211 2018/08/06
  • 上京物語(喜多川泰)を読んだ感想・書評 - 本を読むこと-読書から何かを学ぶためのブログ-

    上京物語 僕の人生を変えた、父の五つの教え posted with ヨメレバ 喜多川 泰 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2009-02-18 Amazon Kindle 楽天ブックス 例えばこんなことを思う夜があたなにもないだろうか。 仕事やバイトでくたくたに疲れた帰り道、イヤホンで聴く音楽はミドルテンポで心を揺さぶるようなメロディ。いつの間にか自分の人生を振り返って、決して摑まえることのできない何かを思いながら、ぼんやりと夜空を見つめるような、そんな時間。 この時間自体が無駄だと主張したいわけではないが、このような時間ばかりが人生を占めると、そこには何の意味もない空虚な記憶だけが残るような気がするのも確かだと思う。この時間は一体僕たちに何を与えたいのだろう。自分が過去に置いてきた後悔だろうか。いや、僕はこう思う。これから先、後悔しないための潜在的な意識から出された警告だと。Twitt

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    naoto0211 2018/08/05
  • パンク侍、斬られて候(町田康)を読んだ感想・書評 - 本を読むこと-読書から何かを学ぶためのブログ-

    パンク侍、斬られて候 (角川文庫) posted with ヨメレバ 町田 康 角川書店 2006-10-01 Amazon Kindle 楽天ブックス 感想を書くのが当に難しい小説だなと思いました。今は、映画も上映されて勢いのある小説だし、話題のネタにもなりそうです。でも、この小説の面白さを、そもそもあらすじをどう伝えればよいのだろうか、そんなことをついつい考えてしまう小説です。 語弊を覚悟で発言するのであれば、書は「勢いだけの小説」です。新興宗教によって滅んだ藩の行く末を見届けた男が、それを理由に貧乏藩に取り入ろうとするところから物語は始まります。それから次々と癖のある人物が出てきては、見栄や虚勢のために次々と不要な言葉を放って、人を動かしていきます。あれよあれよと頁を捲っていると次々と人が倒れていて、気づいたら物語が終わっていました。僕は、あまりにも唐突な物語の終幕にぽけーっとし

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    naoto0211 2018/07/31
  • なめらかなお金がめぐる社会。(家入一真)を読んだ感想・書評 - 本を読むこと-読書から何かを学ぶためのブログ-

    なめらかなお金がめぐる社会。あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。 posted with ヨメレバ 家入 一真 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2017-08-26 Amazon Kindle 楽天ブックス 家入一真は、自分が信じる社会の正しい姿や、自らが思い描く思想から起業する人間だと思う。もちろん、彼の著作「こんな僕でも社長になれた」でも描かれているように、元々の目的は家族を守るための行動だったのだと思う。でも、今の彼は違う。現在の社会に対して、問題提起をしたうえで、ビジネスを通した課題解決ができる稀有な起業家として活躍している。 書で提唱されている「なめらかなお金」や「小さな経済圏」とは何なのか。それは書を読んでいただければわかることだけど、僕はこれを「人の想いが乗っかったお金」や「想いを乗せた共同体」と言い換えられると思った。 これまでの日は、

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    naoto0211 2018/07/22
  • ユートピア(湊かなえ)を読んだ感想・書評 - 本を読むこと-読書から何かを学ぶためのブログ-

    ユートピア (集英社文庫) posted with ヨメレバ 湊 かなえ 集英社 2018-06-21 Amazon Kindle 楽天ブックス 湊かなえらしい一冊だった。様々な思惑がパズルのように入り乱れており、それが最後の独白ひとつで一気に組み合わさっていく。でも、そのパズルの正解を読者に提示することはしない。今までの状況をよく把握すれば、そういう答えになることは当然ですよね? そう投げかけられているようにも思えた。 僕は、この正解のないパズルの感覚が好きで、読んでいて心地よかった。人によっては、答えの提示されないミステリーに苛立つかもしれないと思う。しかし、小説を娯楽であると同時にリアルな世界で生きていくための教養として捉える僕のような人間からすると、この正解のない感じは、いかにもリアルだ。どこまで情報を仕入れて、どこから自分の推測で割り切るのか。そんな選択を強いられているような感覚

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    naoto0211 2018/07/17
  • 我が家のヒミツ(奥田英朗)を読んだ感想・書評 - 本を読むこと-読書から何かを学ぶためのブログ-

    我が家のヒミツ (集英社文庫) posted with ヨメレバ 奥田 英朗 集英社 2018-06-21 Amazon Kindle 楽天ブックス 奥田英朗らしい短篇集だなと思った。 僕は、精神科医の伊良部シリーズやガールのような日常を描いた奥田英朗の短篇が好きだ。今作もそれぞれの家庭が抱えている問題を軽快なタッチで描いてくれている。この「軽快さ」が奥田英朗の真骨頂で、決して描写をサボらずに、だけど読者の負担にならない程度の重たさで、文章を提供してくれている。 以下で、印象的だった短篇を中心に、僕の感想を述べていきたいと思う。 まずは「アンナの十二月」。実の父親が有名な演出家であることを知ったアンナが、自分の中で急速に拡大する漠然とした憧れと現実との摩擦の中で揺れ動く物語。お金や人脈があってダイレクトに自分をもてなしてくれる実の父親と、スーパーでぺこぺこ頭を下げている現在の父親を比べたと

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    naoto0211 2018/07/16
  • 顔 FACE(横山秀夫)を読んだ感想・書評 - 本を読むこと-読書から何かを学ぶためのブログ-

    顔 FACE (徳間文庫) posted with ヨメレバ 横山 秀夫 徳間書店 2005-04-01 Amazon Kindle 楽天ブックス 女性警察官の平野瑞穂を主人公とした連続短篇小説。この平野は「陰の季節 (文春文庫)」という作品にも登場する人物である。そちらでも語られている内容になるが、彼女は大きな葛藤を抱きながら、警察官としての職務を全うしようとしている。この葛藤の原因は、自分の想いと組織の壁だ。今から十年以上前の小説なので、かなり女性への見方に偏見が混じっている。しかも警察という男社会の象徴組織である。自分はもとより、周囲の女性警察官にも耐えがたい葛藤が生じている。 この葛藤は、物語を動かす一つの原動力になっている。しかし、その葛藤に解決の道があるとは限らない。事件の解決によって、平野自身に決意や考え方の変遷が見受けられるシーンもあれば、事件とは別に生じた葛藤に対して解決

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    naoto0211 2018/06/24
  • 志高く 孫正義伝 新版(井上篤夫)を読んだ感想・書評 - 本を読むこと-読書から何かを学ぶためのブログ-

    志高く 孫正義正伝 新版 (実業之日社文庫) posted with ヨメレバ 井上 篤夫 実業之日社 2015-01-31 Amazon Kindle 楽天ブックス 何と言っても圧巻なのは、目標を達成するためにとる行動力と熱量である。およそ凡人がマネできる代物ではないように思える。例えば、勉強への熱量。彼は、必死で勉強して名門高校に入学する。しかし、その後すぐにアメリカ留学の道を選ぶ。英語の理解もままならない状態で、彼は校長に直訴する。スキップして大学進学したいと言い出したのだ。もちろん全く事例がないわけではない。実際に天才小学生が大学に入学したというニュースを耳にしたことのある方もいらっしゃるだろう。しかし、彼の場合は、英語が満足に話せない状態だった。それでも彼の説得に応じて校長は試験の受験許可を与える。孫正義は、自分の達成したい目標――アメリカで実業家として名乗りを上げる――のた

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    naoto0211 2018/06/17
  • 金持ち父さんの起業するために読む本(ロバート・キヨサキ)を読んだ感想・書評 - 本を読むこと-読書から何かを学ぶためのブログ-

    金持ち父さんの起業する前に読む -ビッグビジネスで成功するための10のレッスン posted with ヨメレバ ロバート・キヨサキ,シャロン・レクター 筑摩書房 2006-11-10 Amazon Kindle 楽天ブックス 書の冒頭で起業家について、ハーバード大学のハワード・H・スティーブンソン教授による、こんな定義が紹介されている。 「起業家の仕事は経営へのアプローチの一つで、われわれはそれを『現時点でコントロール可能な資源の種類や量にかかわりなく、チャンスを追及すること』と定義する。 チャンスを追及すること……この大切さを実感している方は大勢いらっしゃると思う。みんなが生きていく中で課題だと感じることに対して、直接的なソリューションを考えることは、実は簡単だったりする。なぜなら、コインの裏返しで考えていけば、頭の中で課題を解決することは容易いからだ。しかし、それでは意味がない。

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    naoto0211 2018/06/10
  • 出稼げば大富豪(クロイワ・ショウ)を読んだ感想・書評 - 本を読むこと-読書から何かを学ぶためのブログ-

    出稼げば大富豪 *1 posted with ヨメレバ クロイワ・ショウ,兄貴(丸尾孝俊) ロングセラーズ 2009-06-01 Amazon Kindle 人に紹介されて書を読み始めたのだが、初見の印象は正直悪かった。書を一度でも読んだことがある人はわかると思うのだが、あまりにも文体が軽くて、文字のフォントやカラーもチカチカする。昔の安っぽいチラシを見せられているような感じがして、それが嫌な印象につながっていた。 それでも、あの人がおすすめするのだからと、書を紹介してくれた人物への信頼が勝って、読み進めることを決めた。すると、しばらくして書への印象がガラリと変わった。行間が広く大きな文字は、読みやすさを助けるものなのだと感じた。目がチカチカしてしかたなかった配色も、大事なアニキの格言を読者に印象付けるための戦略なのだと理解できた。内容も素晴らしい。ライトな文体で、これだけ読者に大

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    naoto0211 2018/06/08
  • 問題児 三木谷浩史の育ち方(山川健一)を読んだ感想・書評 - 本を読むこと-読書から何かを学ぶためのブログ-

    問題児 三木谷浩史の育ち方 posted with ヨメレバ 山川 健一 幻冬舎 2018-02-07 Amazon Kindle 楽天ブックス イニエスタの獲得に尽力したことで改めて素晴らしい起業家としての側面を見せてくれた三木谷浩史。彼はどのような環境で育ち、何を考えてきたのか、今までの事業的な側面だけに留まらない一冊だった。 僕が、書の中で最も印象付けられたことは、「そもそも論で考えることの大切さ」だ。名のある起業家の多くは、この考え方を当に大切にしている。企業の研修でもこの大切さについて説いていることは、わりと頻繁にあると思う。しかし、それが比にならないくらい、彼らはそもそも論で考えているのだと思う。 僕の周りでは、そもそも論で考えることで、白けた雰囲気になることもある。なぜかというと、そもそも論が自分たちの議論に与えるインパクトが大きいからだ。例えば期日が翌日に迫ったプレゼン

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    naoto0211 2018/06/05
  • 金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント(ロバート・キヨサキ)を読んだ感想・書評 - 本を読むこと-読書から何かを学ぶためのブログ-

    改訂版 金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント:経済的自由があなたのものになる (単行) posted with ヨメレバ ロバート キヨサキ 筑摩書房 2013-11-08 Amazon Kindle 楽天ブックス 書で最も印象深く、世の中にも知れているフレームワークがこれだろう。 これは、お金の稼ぎ方を四つに分類したものである。左側が、一般的な教育で求められる働き方で、右側が、お金や人に働いてもらうことでお金を稼ぐ働き方だ。前著でも述べられているが、後者の働き方は、お金だけでなく自由な時間も提供されることに大きなメリットがある。では、この四つの象限は、それぞれ何を指しているのか。 E=employee:会社に雇われている従業員。 S=Self Employed:医者などの自営業者。自分でやりたがる人が多く、完璧主義者や職人肌が多い。 B=business owner:経営者。

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    naoto0211 2018/05/27
  • こんな僕でも社長になれた(家入一真)を読んだ感想・書評 - 本を読むこと-読書から何かを学ぶためのブログ-

    こんな僕でも社長になれた posted with ヨメレバ 家入 一真 ワニブックス 2007-02 Amazon Kindle 書を読んで家入一真という人間のことが好きになりました。 この一番の要因は、彼の素直さだと思います。苦しかった過去の自分について、隠すことなくさらけ出しています。僕自身も不登校の期間があったり、思わず目の前のことから逃げ出してしまった経験があったりして、共感に似た心境があったものと思います。 例えば、友人との些細な喧嘩から人との付き合いが苦手になり、学校に行けなくなってしまった結果、高校の体育祭から逃げ出してしまった話。大きなイベントだからこそ、不登校から抜け出すチャンスかもしれないと家族が感じているものの、当の人はそれが更なるプレッシャーになっている雰囲気……僕も味わったことがある雰囲気だからこそ、読んでいて少しお腹が痛くなりました。 この場合、家入さんも、

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    naoto0211 2018/05/24