ブックマーク / kikuchidesu.hatenablog.com (183)

  • 埼玉と東京をつらぬく巨大台地、武蔵野台地のフチをぐるっと周ってみる。 - 今夜はいやほい

    埼玉には何があるのか(なにもない) 武蔵野台地を知るため、角川武蔵野ミュージアムへ 武蔵野台地の雑木林の腐葉土を使った三富野菜をべる。 武蔵野台地一周へ。北端、川越を目指す 武蔵野台地の名物、朴訥だんご 狭山茶のアイスクリームをべる 台地の北端は東明寺 コンビニの裏に、大きな段差。武蔵野台地のふちを見る。 大小様々な段差 台地で水を獲得するのがいかに困難か。渦を巻くまいまいず井戸 武蔵野台地であるからには、武蔵野うどんをべずには終われない そして、メリケン武蔵野うどんへ 埼玉には何があるのか(なにもない) 昔、書いた埼玉の起源を探るブログが地味に評判が良かったので、第二回の埼玉探査隊を組織すべく、埼玉某所に友人達を召集した。 埼玉県の”さいたま”の起源を探しに真夜中の埼玉へ - 今夜はいやほい 「埼玉について、またなにか理解を深めていかねばならないと思うんだよ」と僕は言った。 埼玉育

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    naoto0211 2024/06/02
  • 一泊二日、千葉を食べる。アジフライを食べに出かけ、奇跡のアジフライに出会う。 - 今夜はいやほい

    アジもりだくさんの、魚問屋堂さかなやくろへ 喫茶フレンドで電車を待ちながら 館山は小さなリゾートだった 海の街であるならば、寿司をたべよう 館山式モーニング、チキンバスケットセット 旅立ちのびわゼリー 内房の街をひたすら歩く 海水浴場の喫茶店 黄金アジフライという、天衣無縫のべ物 突然、アジフライがべたいなと思った。しかも、そのへんのアジフライということではなく、とびきりおいしいやつがいいなあと思った。そういうことが時々ある。揚げ物の引力だ。 それは、木曜日のことで、来る週末には何も予定がなかった。しかも月曜は有休である。しめしめと、僕はグーグルマップを開き、いいアジフライをべられそうな場所を検討することにした。やはり海沿いがいいよな。茨城と神奈川はこの間行ったしなあ。ぱっと行けて海があるところということで、自然と目的地は千葉となった。外房はやや遠いということで、内房へとりあえず向

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    naoto0211 2024/05/19
  • 海なき埼玉で、ひっそり広がる野菜寿司を食べる。マグロのような真っ赤なパプリカ。 - 今夜はいやほい

    寿司をべたいなと思って、近所の寿司屋のHPを見ていた。メニューの一覧を見ていたら、野菜寿司セットなるものがあった。配偶者に「野菜寿司だって、けっこうおいしそうじゃん、べに行ってみない」と伝えると、「え~寿司は魚のほうがいいでしょ」と一瞬ですげなく断られた。鋭い正論だ。 たしかに、普通に考えて、寿司は魚のほうがおいしそうである。それから、しばらく野菜寿司のことが脳から消え去っていた。 しばらくして、大宮に行く用事があり、どこかで昼ご飯べるかとネットで調べていたら、ふたたび、野菜寿司あるよ、という情報に遭遇した。なんなんだ、野菜寿司なるものが流行っているのかと調べてみると、埼玉県で寿司の人気が低迷していてどんどん店数が減ってきており、コマッタ、起死回生だ!ということで、埼玉寿司組合所属の三十件ほどの寿司屋が野菜寿司なるものを作って売り出し中ということらしいのだ。 僕は、べてみたいぞ!と

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    naoto0211 2024/04/21
  • 大学入学の春、初めて学んだのはケンカのコツだった。 - 今夜はいやほい

    久しぶりに大学への通学に使っていた電車に乗っていた。もう大学生活が10年ほど前になってしまった。あっという間のことだった。 入学式は、桜が咲いていたような気もするし、散っていたような気もする。一年間、浪人していて、コミュニケーション能力を喪失していた僕は、大学の門の前の人だかりに怯えていた。皆、一様にエネルギーを持て余し、途方もなく元気そうに見えた。僕は慣れないスーツがコスプレのように感じられて居心地が悪かった。予備校時代、唯一の友人が同じ大学に進学していたので、連絡をした。 友人はほどなくして現れ、二人で写真を撮った。友人は、じゃ、がんばろうなと言ってどこかへ行ってしまった。大学生活が始まるのだ。過去にすがっている場合ではないと後姿は言っているようだった。 キャンパスを歩く。ペーパレスやSDGSなどという観念がない時代だったので、投げ捨てられるようにビラがまかれていた。手には7~80枚近

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    naoto0211 2024/04/07
  • 一泊二日、台北を食べる。大きなガジュマルの木の下で魯肉飯を食べるのならば。 - 今夜はいやほい

    灼熱の道ならば、電柱の影を歩め! 台湾の朝には豆乳を 昭和天皇が愛したらしい、八寶飯 佳興魚丸店のサメのつみれ、おいしい 旅行中でも寝る、なぜなら眠いからである ガチョウ肉のローストとその油がかかった米をべる 台湾ウィスキーカヴァランの直営のバーで 朝に、肉・ゆで卵おこわをべる。大橋頭米糕。 道端のオレンジジュースおいしい 茶もおいしい 大きなガジュマルの木の下で我らスープをすするのだ、大稻埕慈聖宮 緑のスープは宝石のよう、人和園 限界間近の水餃子 スタバの阿里山蜜柚烏龍青茶 灼熱の道ならば、電柱の影を歩め! 熱中症になり、車に轢かれ、文字通りの満身創痍のなか、深夜、飛行機に乗りこんだ。クアラルンプールを発ち、数時間寝たところで、朝4時すぎ、台湾桃園国際空港に到着した。空港は閑散として静かだった。にもかかわらず入国窓口は混んでいた。大学時代の後輩で、現在は品行方正な公務員をしている

    一泊二日、台北を食べる。大きなガジュマルの木の下で魯肉飯を食べるのならば。 - 今夜はいやほい
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    naoto0211 2024/04/07
  • 一泊二日、クアラルンプールを食べる。熱中症に倒れ、車に轢かれ、されど麗しきマレーシア料理。 - 今夜はいやほい

    マレー文化とインド文化の交錯点、カレーラクサをべる 路上のカフェでミルクティーを 国立博物館に行くのは難しい ローストチキン+ローストポークライス 劇的に苦いお茶・王老吉を飲む マレーシアのワンプレート山盛りごはん、ナシカンダール 摩天楼の資主義MAXのバーで蜂蜜をなめる ふたたび野良カフェへ。肉まんをべる 熱中症になりながら、感動的ナシレマをべに行く マッサージ屋のげきうまミックスジュース 車に轢かれながら、新峰肉骨茶にバクテーをべに行く マレー文化とインド文化の交錯点、カレーラクサをべる タイを経由し、マレーシアはクアラルンプールにやってきた。正直、全くマレーシアに興味がなかった。マレーシアについては、有名なタワーがあるらしいくらいのことしか知識がなく、東南アジアを旅行するとき、常に候補から外れ続けてきたのだけど、このブログによく出てくる男、加藤が、「マレーシアはいいですよ

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    naoto0211 2024/03/31
  • 世界がユニクロになる - 今夜はいやほい

    会社に行ったら、目の前に座っている人が同じシャツを着ていた。ユニクロである。かろうじて、色が違った。色が違ったらもう違う服であると言っていい。しかし、これを着るたびに、同僚のことが頭に浮かぶことになるだろう。 家に帰った。Youtubeでアメリカ人の動画を見ていた。ある曲のカバーである。ぼーっと繰り返し再生していた。画面もみずに、耳だけ曲に意識を向けていて、五回くらい繰り返したところで画面に目を戻した。 ギターを弾くアメリカ人は僕と同じ服を着ていた。しかも、同じ色だった。世界中で同じ服が着られている。なんということだ!と思った。 世界中で同じものが着られている、資主義である。何か違うものを着なくては!と思った。しかし、それもまた正しく資主義であった。

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    naoto0211 2024/03/17
  • 一泊二日、仙台から福島浜通りをひたすら南へ。はらこ飯をしずかに食べる。 - 今夜はいやほい

    昭和8年、津波に御用心 はらこ飯は冷たいほうがうまい説 摩尼車は時をかけるようにして回る 南相馬の珈琲亭いこいで休憩 津波の被害にあった請戸小学校を見学する 東日大震災・原子力災害伝承館 南相馬の寿司屋で塩釜港のひがしものマグロをべる ふたたび喫茶店でモーニング 南相馬の由来をたずねる、相馬太田神社 牛たちのための鎮魂碑 南相馬で磨崖仏を見る 浪江町の名物、波江焼きそばをべる 柳美里さんの書店フルハウスへ 震災遺構 中浜小学校 旅のしめに、亘理の田園ではらこ飯 配偶者と山形に旅行に来たのだけど、配偶者は仙台で友人に会うということで、別行動になった。僕は、この間、盛岡に行っていたので、今回は、ひたすら南下して、海のものをめちゃくちゃたべるぞ〜と意気込んでいた。仙台でレンタカーを借りた。まずは今日の作戦をたてねばならぬと、喫茶店に突入した。 モーニングセットを注文する。朝はなんと言っても

    一泊二日、仙台から福島浜通りをひたすら南へ。はらこ飯をしずかに食べる。 - 今夜はいやほい
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    naoto0211 2024/03/03
  • あわれ、春の夜の夢のごとし - 今夜はいやほい

    まず、鼻にきた。次に喉、耳、そして、体全体が不調に陥った。もう無理、起き上がれないというような怠さで、眠りこんでしまった。なんだったら、熱まで出てきて、もはやこれは花粉症なのか、風邪なのか、はたまたコロナなのかインフルなのか、もう何もわからないのだけど、気怠さが体の全てを支配して布団でぐったりするしか無くなってしまった。 感覚的には花粉のせいのような気がするのだが、もしコロナだったらまずいので、部屋をしめ、閉じこもる。部屋の温度計をみると19度である。温かいようだが体は寒い。こくこくと眠る。 夢を見た。生について考えていた。やたらでかい壁のようなものが迫ってきて生の対偶について考えろと言った。水木しげるのような、村上春樹のような事態である。僕は生の対偶について必死に考え、わからなわからない、ていうか対偶ってなんだっけとうめいていたら壁に潰されてしまった。目が覚めた。目の前には配偶者がどこか

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    naoto0211 2024/02/25
  • トイレにはえるネギとゴボウ - 今夜はいやほい

    冬はダウンを着る。寒いからである。ダウンを着ると温かいのだが、問題は通勤である。両隣がダウンだったらもう困ったもので、席はパツパツである。 朝、ダウンパツパツ席に座ることになってしまった。右隣の男性はなんだクソ狭いぞと肘打ちをしてきた。朝から最悪である。ユニクロはダウンレベルで暖かいヒートテックを作ってくれ。 時限爆弾の持ち回りのような仕事をした。この世界にはただ爆発を受け止めるというという仕事がある。 昼、そば屋に行った。ものすごい日差しがそばを照らしていた。恩寵のようなそばをべた。 トイレに行った。レジのかごが地べたに置かれていた。かごからはネギとゴボウが生えていた。かごの持ち主は個室の中にいるようで、ただネギとゴボウがそこにあった。

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    naoto0211 2024/02/18
  • カレーの街、神保町のボンディ。ビーフカレーに載る梅干し問題。 - 今夜はいやほい

    神保町は、もっぱらカレーで有名である。しかし、その有名性によって、人気店では、軽く寄って夕飯べるか〜ということができない状態になっている。カレーは基的にべたい!と思った瞬間にべたいものであり、並ぶのもな...と思っていた。 そんな感じで、神保町の人気カレー屋ボンディに、何回か行ってみようと思ったことはあったのだけど、毎回、心がへし折れるくらい人が並んでいるので、店の前まで来ては、これは厳しいなと思い、カレーに辿りつくことがなかった。 そんな中、ある日のこと、暇を持て余して、神保町のあたりをうろうろしていて、18時くらいに、そろそろ帰るかと思ったのだけど、あ、カレーべたい気がするぞという欲求がどこからともなく湧き上がってきた。それはボンディの近くであった。僕は、今までの経験から、どうせ大変なことになっているだろうなあとも思ったのだけど、一応、店の前まで行ってみることにした。 店に

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    naoto0211 2024/02/18
  • 雪はぼたぼた、ぼたぼた光る - 今夜はいやほい

    雪が降った。会社のフロアの窓から殺風景な雪景色が見える。皆、少しだけ嬉しそうに、ああ、大変だなあ、雪だなあと言っている。電車は恐ろしいほどに混んでいる。みんなやばいぞこれはと急いで帰っていることにより、時間が重なっているのだろう。 電車で運良く早めに座れた。Youtubeで毒にも薬にもならない動画を見た。家に帰ってきた。すこし前に買った、pha さんのつくった同人誌「曖昧日記」を読む。面白くて黙々と読む。 西村賢太の日記が面白いのだと書いてある。Twitterで、友人が西村賢太の墓が石川の地震で押し倒されてしまっていることをツイートしていた。友人の西村賢太への愛の呟きを読む。Twitterにも少しだけつぶやきが残っている。 ベランダに出る。雪は止んでいた。ベランダにのこったぼたぼたの雪を握ってぽーんと投げる。すくすくと飛んでいき、新雪に刺さる。配偶者がなんだなんだと出てきて、同じようにぼた

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    naoto0211 2024/02/12
  • 休日、神奈川の沖縄タウン 鶴見を歩く。沖縄スタイルみそ汁を飲み、市民酒場へ - 今夜はいやほい

    休日、暇を持て余していた。 暇だ。 そうだ、鶴見行こう、と思い立った。埼玉県民である僕は、軽く出かけたいなという時は神奈川が候補に上がりがちだ。横浜は時々行くので、気分を変えて、鶴見に行ってみることにした。鶴見は沖縄タウンで有名らしいのだが、通り過ぎることはあっても、意識的に街を歩いたことがないなと思ったのだ。 かたこと京浜急行で鶴見に向かう。せっかくなので、沖縄そばをべたいなと思い、電車の中で店を探した。 鶴見市場駅でおり、金城という店に向かうことにした。沖縄料理屋は夜だけやっている居酒屋系が多くようで、昼でも沖縄そばを出している店は意外とたくさんあるという感じでもないようだった。 沖縄料理 金城 よし、沖縄そばべるぞと思い、壁にかけられたメニューを眺めた。みそ汁があるではないか......沖縄ではみそ汁がおかず性の高いべ物として存在し、定メニューに入っていたりするのだ。みそ汁か

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    naoto0211 2024/01/21
  • 恒星と惑星 - 今夜はいやほい

    年明け、甥に会った。初めて会ったわけなのだが、ほとんど発光しているかのような明るさがあった。こうであり得たのかもしれないという重力もなければ、こうありうるかもしれないという憂慮もない生命の根的明るさというのは当にすごい。皆が彼をとりかこみ、一挙手一投足に注意を払う。よだれをピャッピャと飛ばしまくり、ありとあらゆるもの、それはほとんど世界自体を舐めまくっている。なぜ僕は、世界を舐めなくなったのだろうか。そんな疑問すら湧いてくる。発光体の取り巻きとして、甥を眺めた。

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    naoto0211 2024/01/08
  • ブラジルストアでレジ打ちは歌う - 今夜はいやほい

    ブラジルの雑貨品を扱う店に行った。入り口ではクリスマスドネーションをしましょうという垂れ幕がかかっていて、女性が二人、サンタの帽子をかぶっていた。中に入ると、筋肉てんこ盛りの巨漢ブラジル人男性が、冗談のような声の大きさで、ポルトガル語でレジ打ちをしていた。その声は木管楽器のようなハリと柔らかさがあって、独特のリズムが、歌のようであった。南米のリズム。サウダージ、それはつまり、郷愁のような、憧憬のような、何かであった。レジ打ちの声の周りにはブラジル人家族の笑い声が渦巻いていた。よくわからないけれど、しばらく立ち尽くしてしまった。

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    naoto0211 2023/12/24
  • 90年代はじめに生まれたゆとり世代がインターネットを振り返る - 今夜はいやほい

    2000年 Hotmailでメールアドレスを持つ 2000年代前期 ヤフーメッセンジャーで男性の全裸に遭遇 2000年代中期 パケ死、センター問い合わせ 2000年代中期 2ちゃんねると原始ニコニコ動画 2000年代後半 ケータイ小説 恋空の感想を前略プロフィールに 2000年代後半 Youtube 涼宮ハルヒの憂と同時多発テロ陰謀論 2000年代後半 mixiを5日で辞める 2010年代前半  ツイッター、Lineはてなブログ インターネットはこれから 1990年代の初頭にこの世に生まれた。Z世代のように、幼い頃からスマホを持ち、インターネットにほとんど全てが繋がっているのではないかというような世界で育った世代ではなく、インターネットは物心ついた頃からあったものの、インターネットのない世界がまだ全然大きかったころに10代を過ごした世代ということになるのではないかと思う。 今回は、イン

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    naoto0211 2023/12/24
  • 二泊三日、バンコクを食べる。路端の野良ガパオライス。チャオプラヤ川で溺れませんように。 - 今夜はいやほい

    ガパオの香りが甘やかな、これを求めてタイに来た タイ・ティー・ア・ラ・モード 豚をカリカリにあげたやつ 雑居ビルのバーでタイの植物を漬けたカクテルを飲む KPOP鳴り響く、カオサンロードの夜は長し タバコの匂い、チャオプラヤ川に寺が輝く バンコクで茶をしばく、朝から喫茶店をはしご なんと美味しいマッサマンカレー 堂のファストガパオ 路端でお母さんが鍋一つで作る、野良ガパオライス バンコクにやってきた。数年前、タイ料理がいたく好きになり、時折、猛烈にタイに行きたい衝動に駆られていたのだけど、コロナのせいで思いは成就することなく月日が過ぎていった。 くわえて、足繁く通っていた池袋のメコンというタイ料理屋が閉店したことにより、タイ料理への思いは増し増しとなっており、破裂せんばかりとなっていた。ついに、ようやく、夏休みを使って、バンコクまでやってくることができたのである。ということで、僕は、ふつ

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    naoto0211 2023/12/17
  • 銭湯、ペディキュア、そして渾身の刺青を - 今夜はいやほい

    車を買うと、住まいの間取りに一部屋増えたような感覚があると聞いたことがある。近所に銭湯があるとこれはもう1LDKくらい増えたものと言ってよいかもしれない。 僕は、家から銭湯が激近だったので、夜な夜な家を抜け出し湯に浸っていた。湯は巨大な浴槽で、自販機コーナーは拡張キッチンで、待合スペースはオルタナティブリビングであった。 秋の日、それは湯が最も心地よい季節なわけなのだが、僕は意気揚々と銭湯に向かっていた。服を脱ぎ、風呂椅子を鏡の前に設置し、シャワーを浴びた。体を叩く勢いのよいシャワーをぼーっと受け止め、虚に浸った。だんだん、体が緩んできた。髪を濡らし、シャンプーを手に取った。 髪を洗うべく、頭を下げた。驚きで、体が少し浮き上がった。足の指が真紅に染まっていたのだ。かつてない色でビカビカに輝いているのである。え、爪剥がれた?え?と思いもう一度指先を見ると、やはり僕の10の指は等しく赤く輝い

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    naoto0211 2023/11/26
  • 通勤列車における鼻息スピー事件 - 今夜はいやほい

    朝、電車に乗った。通勤というやつである。通勤における主要な問題は座席をめぐる戦いである。空席は、自らの意思、体調、気分とは全く関係なく展開される。朝の占いのようなもので、運の良い時は、パッと座れたり、もう全くついていない時には、そこかしこで、席が空くのに、自らの前だけ全く席が空かないことがある。 今日まさに、目の前のその席がすぐ空いたのだ。ラグビーか何かをやっていそうな屈強なポロシャツの男があまり人が降りなそうな駅で、すくっと立って去っていったのである。僕は、ゆっくりと席につき、静かに勝利を噛み締めた。そこから、会社までは、乗り換えはないので、目を閉じ、睡眠導入態勢へと移行した。 バッグを抱え、すこしそこに体を預けるようなイメージである。5分ほどで眠たくなって来て、もう落ちるまでほんの少しというところだった。 そこで聞こえて来たのがスピーである。隣のスーツを着た同い年くらいの男が、やけに甲

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    naoto0211 2023/11/05
  • 一泊二日、ホーチミンを食べる。全てが可能なベトナムの混沌の夜。後 - 今夜はいやほい

    行くあてもない二人、カフェマンションへ行く ホーチミンが手を振る広場へ 雨上がり、ライムを絞ってブンボーフエ 加藤と別れのミルクコーヒー ベトナムといえば、バインミー コムガー、チキンにライスは普遍的なうまさ ふたたび共産カフェで甘酸っぱいライムジュース 教会広場の祈りと喧騒 路上で飲むサイゴンカクテル 全てが可能な混沌の夜 前編 一泊二日、ホーチミンをべる。伊勢うどんに影響を受けたベトナム麺料理 カオラウとは 前 - 今夜はいやほい 行くあてもない二人、カフェマンションへ行く ホーチミン、マジェスティックホテルで目が覚めた。朝ごはんをべにレストランエリアへ向かった。 一日目でくたくたに疲れてしまったので、二日目にしてロスタイムのような気分だった。 「今日どうしようか」僕は生春巻の皮が口に張り付くのを感じながら加藤に話しかけた。 「そうですね、どうしますかね」 ノープランで来て、ガイド

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    naoto0211 2023/11/05