そして、『笑っていいとも!』を語る上で、32年間の間、初めて新宿に来た田舎者を相手に何もやらず、間抜けな芸人に進行を任せてきたタモリさんに触れないわけにはいきません。かつてあなたは、ヘルスの呼び込み、オレオレ詐欺の出し子、パチンコ屋のサクラ、フィリピン人との偽装結婚の斡旋などを経て、芸能界に入り、イグアナの形態模写、四カ国語麻雀、意味不明なハナモゲラなどの卓越した芸で、一部の似非インテリの集団から熱狂的な支持を受け、あれよあれよという間に、国民的人気番組の司会者まで上りつめました。しかし、そんな『笑っていいとも!』も、今日をもって終わってしまうのかと思うと、私としては残念でありません。ただ明日からは、O倉智昭さんの『被っていいとも!』という番組が始まると知った時、私はその時思わず、聞こえなかった耳が回復し、今では聞こえるようになりました。新垣さんとの一度壊れた友情も復活し、今では2人で元気