ビジネスモデルは「基本パターン」の組み合わせで考えよ ジレットとネスレの事例から学ぶ「消耗品モデル」 | 戦略｜DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー
ビジネスモデルは無数に存在するが、そこには共通するパターンを見出すことができる。今回は、前回紹介したフリーミアムモデル以外のビジネスモデル・パターンを具体事例とともに紹介し、特に応用例の多い「消耗品モデル」について、ビジネスモデル・キャンバスとピクト図解を使って可視化する。連載第3回。 8＋1の基本ビジネスモデル・パターン 前回は、ピクト図解の描き方を紹介し、ビジネスモデル・パターンの一例「フリーミアムモデル」をEvernoteの事例で解説しました。今回は、ビジネスモデル・パターンについて詳しくお話します。 ビジネスモデルは無数に考えられますが、業種業界の壁を越えて適用できる「基本の型（パターン）」は9種類あります。これらの基本パターンを組み合わせるだけでも、多様なビジネスモデルをデザインすることができます。まず、どのようなパターンが存在するのか、【表１】をご覧ください。 【表１】8+1の
アマゾンはあなたが思う以上に儲かっている
アマゾンの元社員が語ったアマゾンの赤字戦略について。途中で力尽きて訳が雑ですが、意味は伝わるかと思います。アマゾンの元社員が語ったアマゾンが毎四半期のように出している赤字について。途中で力尽きて訳が雑ですが、意味は伝わるかと思います。 Amazon and the “profitless business model” fallacy [開示：アマゾンについて書く際はいつものように、私はそこで１９９７年から２００４年まで働き、未だに株もいくつか保有しているということを注記しておきます。また、私は未だにそこで働いている友達を何人も知っています。実際に今アマゾンがどんなことに取り組んでいるかは、大衆の皆さんと同じくらい検討もつかないですが…] 決算発表があるたび、私のTwitterフィードは、アマゾンが如何に利益をあげずに売上だけを伸ばし続け、アマゾンを信じる投資家が如何にその株を買い続
【企業特集】ＪＴＢ展示会、研修、株主総会まで広がる旅行周辺ビジネスの成否
インターネットで誰でも簡単に、航空券やホテル、旅行の予約ができるようになり、街中では旅行会社の看板が減った。既存の旅行会社のビジネスモデルが転換期を迎えるなか、最大手のＪＴＢは旅行ビジネスから旅行周辺ビジネスに軸足を移し始めた。株主総会の運営をしたり、大学生の就職支援を行っているのはその一例だ。新しいビジネスモデルの全貌を探った。 （「週刊ダイヤモンド」編集部 大坪稚子） 今年11月初旬。タイの洪水で、ある日本企業がタイ工場の従業員を数百人規模で日本の工場に受け入れるというニュースが流れた。 この一報に反応したのが、ＪＴＢ法人東京の大塚雅樹・取締役マーケティング部長。バンコク支店に電話し、「タイから日本への従業員の移動をＪＴＢに任せてくれないか、と売り込め」と指示を飛ばした。同時にその日本企業の本社などにも営業をかけた。 ＪＴＢが提案したのはバンコクから成田へ、そして成田から工場まで人を運
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