本日6月12日に開かれる史上初の米朝首脳会談の舞台に選ばれた、シンガポール。国家としての中立性や北朝鮮からの飛行距離などのほか、警備・保安面における強固な基盤が、南北軍事境界線のある板門店やスイス・ジュネーブなどの選択肢を蹴って会談場所に決定した背景にある。 シンガポールはこれまで各国トップ級の国際会議を多数アレンジしてきた実績を持つ。2015年の歴史的な中台首脳会談をはじめ、毎年アジア最大規模の安全保障フォーラムである「アジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)」がシャングリラ・ホテルで開かれるなど、警備や安全保障、治安の面で非常に高く評価されている。 シンガポールのテロ脅威指数は世界最後尾 国際的な調査機関がテロの脅威指数を示した世界各国のランキングでは、シンガポールはほぼ例年、最後尾をキープしている。2017年も130位だ。アメリカの9.11同時多発テロ事件以降、テロ関連の攻撃