<日本の労働生産性は1970年代以来ずっと、先進国中最下位の座にある。付加価値が低く、労働集約的な日本のビジネス......なぜこのようなビジネスしかできないのか> 日本の労働生産性が先進諸外国と比較して著しく低いことは、すでに多くの人が認識しているだろう。だが日本の生産性の低さは今に始まったことではなく、40年以上も前から先進国では最下位という状況が続いている。日本人の賃金が上昇しないのも、働き方改革がうまくいかないのも、多くは生産性が低いことが原因であり、この部分を是正しない限り状況は改善しない。 日本企業は社員数が多く、労働時間が長い 日本生産性本部がまとめた2017年における日本の労働生産性(時間あたり)は47.5ドルで、主要先進国では最下位だった。1位の米国は72ドル、2位のドイツは69.8ドルなので、日本の生産性は米国やドイツの3分の2程度しかない。日本の労働生産性が先進国中最
![本気で考える、日本の労働生産性はなぜ万年ビリなのか?](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0a8eb05e7268430092dbfb2553c23c9ec7dea2f2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.newsweekjapan.jp%2Fkaya%2Fassets_c%2F2019%2F04%2FiStock-496306819-thumb-724x483-156190.jpg)