コミュニティーへの注目が再び集まっている。以前から朝活や異業種交流会、ビジネススクールなど、会社の外で学ぶ機会はあったが、最新のコミュニティーは特に20代から30代のスキルアップ、キャリアアップしたいと考える若手ビジネスパーソンを惹きつけているようだ。その理由を、「朝渋」というコミュニティーでコーチング部の部長を務めている中村勇気さんに聞いた。 現在、プロコーチとして個人の能力開発をしつつ、スタートアップ企業で組織開発や社員の能力開発のパーソナルトレーニングを展開する彼が考える「コミュニティー」とはどのようなものなのか。経歴を辿ることで見えてきた仕事観に迫る。 シェアハウスは今の自分と理想の自分の「中間領域」コミュニティーだった ── 中村さんはいつからコミュニティーというものを意識するようになったのでしょうか? 中村さん(以下、敬称略):「ツチラボ」というシェアハウスを運営した時ですね。