「憲法改正は恥だ」 ロシア大統領の演説に異例のヤジ2008年12月13日23時29分印刷ソーシャルブックマーク 【モスクワ=副島英樹】新生ロシアの憲法採択15周年の12日、メドベージェフ大統領がクレムリン大会宮殿での記念式典で演説中、会場から「憲法改正は恥だ」と言う男の叫び声が響いた。同大統領が大統領任期を4年から6年に延ばすなど初の憲法改正を進めていることへの批判の声だ。 大統領は当初、そのまま演説を続けたが、男は「ロシアに自由はない」などと叫び続けたため、警備要員が外に連れ出そうとした。大統領は「連れ出す必要はない。意見表明の権利はまさに憲法が認めている。(男の行為は)尊敬できる」と述べると、逆に会場から拍手がわいた。 報道によると、男は民主化運動団体の代表という。結局は会場から連れ出されたが、同様の式典でのこうした事態は異例だ。大統領はこの日の演説で「基本的権利や自由など憲法の根本は