19日午後6時15分ごろ、北海道室蘭市を走行中だった札幌発函館行き特急「スーパー北斗18号」(8両編成)の乗客が非常ブザーを鳴らし、列車はJR東室蘭駅付近で緊急停止した。 JR北海道によると、乗客から「5号車の室内で煙が出ている」と連絡を受けた車掌が調べたところ、5号車の天井付近にある空調の送風口から白煙が出ていた。空調の電源を切ると収まった。プラスチックが焦げたような臭いがしたという。乗客381人にけがはなく、5号車の乗客は前後の車両に移り、約50分後に運転を再開した。 同社によると、煙は空調機器の不具合によるとみられるが、火災ではないとしている。