遠隔操作で音声録音などができるアプリを知人女性のスマートフォンに無断でダウンロードしていたとして不正指令電磁的記録供用容疑で再逮捕された広島県東広島市の中学校教諭、中川省志容疑者(43)が、約1カ月間にアプリを使って女性周辺の音声を666回録音していたことが県警への取材で分かった。県警は10日、中川容疑者を広島地検に送検した。 県警サイバー犯罪対策課によると、中川容疑者は昨年7月16日ごろ、以前交際していた女性のスマホに無断で盗難・紛失対策用アプリをダウンロードした疑いがある。無断で登録したIDとパスワードを使ってアプリを遠隔操作していたとみられ、約1カ月間に音声録音を666回、通話履歴の閲覧を399回、位置情報の検索を35回、メール発信を3回、写真撮影を2回、ビデオ撮影を1回した痕跡が中川容疑者のパソコンに残っていたという。 アプリは、ダウンロードしてもスマホの画面上に表示されないように