18日午後5時11分ごろ、第11管区海上保安本部那覇航空基地所属の航空機が東シナ海海上を哨戒中、高度約300メートル地点で鳥が機首部分に衝突、機体を損傷した。その後の飛行に支障はなく、約1時間後に目的地の石垣航空基地に着陸した。 19日夕には、国交省運輸安全委員会の航空事故調査官3人が派遣され、機体の現状調査や聞き取り調査を行った。 第11管区保安本部によると、衝突による部品の脱落もなく、操縦士ら9人に、けがはない。鳥はアホウドリとみられる。衝突の影響で機首部分には縦横約1メートルの穴が開き、鳥が引っかかったまま着陸した。 上空で機体と鳥が衝突する「バードストライク」は年に2、3回あるが、全長約1メートルほどの鳥がぶつかることはまれだという。