先月、さいたま市のアパートで親子とみられる男女3人が死亡していた問題を受けて、さいたま市は、水道局と福祉の担当者の間で、料金を滞納している世帯の情報を共有することで孤立死の防止を図るなどとした対策の中間報告をまとめました。 この問題は先月20日、さいたま市北区のアパートで、この部屋に住む親子とみられる男女3人がやせ細った状態で死亡しているのが見つかったものです。 この問題を受けてさいたま市は、福祉の担当部署や水道局のほか、電力会社などを加えた会議で対策の検討を続け、28日、中間報告をまとめました。 この中では、親子が水道料金を滞納していることが福祉担当者に伝わっていなかった反省から、水道料金の徴収などを行う委託業者との間で、異変を報告することを定めた協定を結んだうえで、水道局と福祉担当者の間で情報を共有するとしています。 また、住民登録がなかったために親子の生活状況が把握できなかったことを