イオンモール（千葉市）は、奈良県橿原市で運営するショッピングモール「イオンモール橿原」を3月1日から順次、増床リニューアルオープンする。 【画像】新店舗一覧を見る（10枚） イオンモール橿原は、2004年に「ダイヤモンドシティ・アルル」として開業した商業施設。2007年にイオンモールがダイヤモンドシティと合併したことに伴って「イオンモール橿原アルル」になり、2011年に現在の「イオンモール橿原」に名称変更した。 今回のリニューアルでは、既存棟の南西に増床エリア（ウエスト・ビレッジ）が誕生。敷地面積は22万4000平方メートルと、増床前の倍の規模となる。 ウエスト・ビレッジ西側には、世界最大規模となる「無印良品」が出店。店内の入り口には、イベントや展示など多目的に使用できるスペースを設け、店内中央には天窓から差し込む光の下に、地元の吉野杉でできた木製遊具と1万冊以上の絵本を有する遊び場を設置

近鉄が企画した難波線のトンネル歩行ツアーが人気だ。募集初日の17日に定員の50人が埋まった。大阪万博(日本万国博覧会)が開幕した1970年3月15日に営業を開始した難波線(大阪上本町駅―大阪難波駅)間を深夜に歩く。申し込んだ人たちのキャンセルを待つ人も多いという。

腹痛などに効くとされる薬「陀羅尼助（だらにすけ）」を作っていた葛城市の寺で、呪文を唱えるかつての製法を再現した法要が営まれました。 「陀羅尼助」は、神通力を与える力があるという「陀羅尼」という呪文を唱えながら、僧侶が病気の回復を祈って作ったのが名前の由来とされています。 この薬の発祥の地のひとつとされる葛城市の當麻寺中之坊は、いまは薬を作っていませんが、毎年 大寒の日に、呪文を唱えるかつての製法を再現した法要を営んでいます。 ２０日は、薬草などを煮詰めていたとされる直径１メートルほどの釜の上に「陀羅尼助」が供えられ、僧侶が護摩をたいて呪文を唱えました。 當麻寺中之坊の松村實昭 貫主は「体調が悪い人は、仏様の力と薬草の力が込められた『陀羅尼助』を飲んで、体を治してほしいです」と話していました。

「飲める埴輪パフェ」（手前右）など「かしはらHi！チーズグルメ」を紹介する発表会＝橿原市で、皆木成実撮影 藤原京で貴族が食べたチーズに似た食材「蘇（そ）」にちなんだ「かしはらHi！チーズグルメ」（橿原市観光協会主催）の第2弾18品が16日発表された。うち10品が観光しながら食べ歩きができる「カップグルメ」で、埴輪（はにわ）チーズクッキーが載ったカップパフェなど歴史の街にふさわしい品が並んだ。 第2弾18品は市内のカフェなど10店が開発。古い街並みが残る今井町の「自家焙煎珈琲（じかばいせんコー…

高度経済成長期、モノクロからカラーへ。時代が移りゆくなかで、写真家・入江泰吉（1905～92）は大和路をどう撮ったか。60年代の作品約30点から入江のまなざしをみる展覧会が、入江泰吉記念奈良市写真美…

講演するウクライナ国立科学アカデミー考古学研究所のヴィクトール・チャバイ所長=19日、奈良市春日野町の奈良春日野国際フォーラム甍 文化庁・奈良文化財研究所主催のシンポジウム「ウクライナの文化遺産と戦災」が19日、奈良市春日野町の奈良春日野国際フォーラム甍(いらか)で開かれた。同国の文化遺産を取り巻く現状について、ウクライナ国立科学アカデミーの考古学者らが報告した。

ロシアのウクライナ侵攻による文化財被害や保護のあり方をテーマにした国際シンポジウムが19日、奈良市内で開かれた。現地の研究者が来日し、博物館や遺跡などが爆撃され、古代の墓などが塹壕や要塞の構築に伴って破壊されている現状を報告。「戦闘地帯では地雷が埋設され、被害の実態調査に入れない地域もある」とし、文化財保護に向けた国際的関心の高まりと支援を呼びかけた。 シンポジウムは、ウクライナの文化財保護へ支援を続ける文化庁や奈良文化財研究所が主催した。 ウクライナ国立科学アカデミー考古学研究所のビクトール・チャバイ所長が、遺跡などの被害状況を報告。同国の東部を中心に古代ローマ時代や中世の住居跡や墓地、教会などが次々に破壊されていると説明した。 戦争被害を調査している同研究所員らは、文化遺産の軍事化などについても言及。ロシアが高台の遺跡を要塞にした写真を示しながら、「ロシアは防空ラインに陣地を築く際、ド

【読売新聞】　奈良文化財研究所（奈良市）は全国の発掘調査で見つかった過去の大規模な地震の痕跡に関するデータセットを製作した。２４日から同研究所サイトで公開する。地理情報システム（ＧＩＳ）との連携などで、地質の 脆弱 （ ぜいじゃく

「伊賀上野地震」の被害状況を記した書状の下書き。5行目と8行目に「大地震」の文字が確認できる(奈良大学提供) 奈良大学と山添村教委の調査で見つかる 奈良大学と奈良県山添村教育委員会が共同で進めている同村の古文書調査で、江戸時代末期の「伊賀上野地震」の被害を記した史料が見つかった。余震が長く続き再建が遅れた状況も記しており、同大は「当事者による生々しい記録で、歴史災害の研究に資する貴重な史料」としている。

三重県名張市の市民団体「唐招提寺に竹を送る会」(奥西勲会長)が19日、奈良市五条町の同寺に女竹(めだけ)を奉納した。「うちわまき」として知られる伝統行事「中興忌梵網会」で使うハート型のうちわ「宝扇」の材料となる。 名張市は同寺の西山明彦・前長老の出身地で、歴史的に寺とゆかりがある縁で2011年から同団体が毎年奉納。今年は、18日までに会員らが採取した長さ約3～4メートルの女竹約1600本を準備した。 会員ら約45人が女竹を担いで同寺境内を練り歩き、行事の由来となった鎌倉時代の高僧・覚盛上人の坐像が安置された中興堂に供え、岡本元興長老ら僧侶が法要を営んだ。奉納された女竹は宝扇の軸の材料となり、油抜き作業などを行った後、来年の行事で使われる。岡本長老は「今年で15年。毎年ご奉仕いただき感謝しています」と感謝。奥西会長(83)は「今年も無事に奉納できてほっとした。来年も続けていきたい」と話した。

【読売新聞】明日香村の高松塚古墳壁画の国宝指定５０周年を記念し、〈飛鳥美人〉として知られる西壁の女子群像などの一般公開（文化庁など主催）が１８日、同村の仮設修理施設で始まった。無料で、２４日まで。原則事前予約制だが、空きがあれば当日

旧家や集落で大切に守られ、地域の歴史を伝えてきた古文書が、代替わりや家屋の建て替え、地域の高齢化・人口減少などによって危機に直面している。奈良県文化財課は2年前から全県的な実態把握に乗り出したが、状…

紀伊半島のほぼ中央に位置する大淀町で生まれ、世界20カ国以上で販売される組み立てブロック「LaQ（ラキュー）」。三角と四角の基本パーツを5種類のジョイントパーツでつなげていくと、平面から球体まで多彩な形が作れると人気だ。 製造・販売元の「ヨシリツ」を訪ねると、ラキュー製のまねき猫が出迎えてくれた。棚には飛行機、ケーキ、ロボット……とさまざまな作品が並び、興福寺の阿修羅像など1メートルを超える大作も飾られていた。しっぽを引っ張ると体が反り返る蛇など、動く作品も作れるというから驚きだ。社長の吉條宏さん（80）は「形は際限なく生み出せる」と誇らしげに語る。 設立は1983年。「物作りがしたい」と家業の牛乳販売業から一転、栓抜きの製造・販売に乗り出したのが始まりだった。

誰もが楽しめるインクルージョンな場所「奈良おもちゃ美術館をみんなでつくろう！」クラウドファンディング開始ライブラリーカフェやイベントスペースなどの設備、遊びやワークショップを増やし「誰もが学び、働き、遊び、交流するインクルージョンな場所」を目指す 2025年3月20日に、関西初となる「奈良おもちゃ美術館」がグランドオープンします。東京おもちゃ美術館を運営する認定NPO法人芸術と遊び創造協会の総合監修のもと、奈良県三郷町がまちづくりの一環として設置し、社会福祉法人 檸檬会が、三郷町と指定管理契約を締結し運営します。 コンセプトは「誰もが学び、働き、遊び、交流するインクルージョンな場所づくり」。 教育・保育・障がい福祉事業を行う檸檬会は「奈良おもちゃ美術館」を、年齢だけでなく、国籍、人種、性別、障がいの有無に関係なく、誰もが楽しめて気軽に集まれる“ インクルージョンな場所 ”を目指して運営しま

「花の御寺」として知られる長谷寺（桜井市初瀬）で、冬に咲く特殊なボタンが赤やピンク、白などの色鮮やかな花を咲かせている。本堂に続く登廊（のぼりろう）脇などで、風雪よけの藁苞（わらづと）に囲われた約30株が参拝者を出迎えている。 殺風景になりがちな冬の境内に彩りを添えようと、寺は約30年前から、温度…

高取のひな祭りが帰ってきた 昨年、フィナーレを迎えた「町家の雛めぐり」が、企画をリニューアルして、第1回「高取城下 町家のひな祭り」として、戻ってきました。 高取城の城下町エリアと壷阪寺を中心に、3月のお雛さんイベントを、再びお楽しみいただけます。 開催期間 令和7年2月23日（日）～3月16日（日） （展示時間は、各展示会場で異なりますが、概ね10時～16時です） 開催場所 高取城 城下町エリア 壷阪寺 雛の里親館 高取雛の資料館（新設展示会場） ※一部、入館料が必要な展示会場があります。 アクセス 近鉄吉野線 壺阪山駅下車 会場エリアまで徒歩約10分 お車の方は、高取町観光駐車場等をご利用ください。 バスでの来場の場合は、観光案内所までお問い合わせください。 アクセスのご案内ページへ お問合せ 高取町観光案内所 夢創舘（TEL:0744-52-1150 / インターネットはこちら） 開

奈良県明日香村の高松塚古墳とキトラ古墳（いずれも特別史跡、7世紀末～8世紀初め）の極彩色壁画（国宝）の一般公開が、18日から村内で始まった。　村内の「キトラ古墳壁画体験館　四神（しじん）の館」では、…

2024年3月に一旦終了した奈良県高取町の「町家の雛（ひな）めぐり」が、町商工会などがつくる実行委員会に主催者を変え、今年も継続されることが決まった。「高取城下　町家のひな祭り」の新名称で、2月23日～3月16日に開催。メンバーの高齢化で継続を諦めた旧主催団体関係者は「今年も高取に春が来る」と喜んでいる。【皆木成実】 「雛めぐり」は07年、まちおこしグループ「天の川実行委員会（24年解散）」代表の野村幸治さん（82）が始めた。子供が巣立って各家に残されたひな人形と、高取城下町・土佐街道の街並みを生かしたイベントで、低予算ながら最盛期には約5万人を集め、15年に国土交通省の「地域づくり表彰」も受けた。 野村さんが23年5月に病に倒れ、他のメンバーも高齢になったため、同グループは24年3月の「雛めぐり」をもって終えることにした。しかし、これを残念に思った町商工会副会長で美術商の西川貴康さん（5

戦国時代の武将、筒井順慶の居城だった奈良県大和郡山市の筒井城跡をGPS付きのマップを使って歩くツアーを1月25日、大和郡山歴史同好会（薄井浩哉会長）が開く。　順慶は信貴山を拠点とした松永久秀と対立、…