明日は自民党が290議席、あるいは300議席をも窺うという勢いだそうです。もっとも、どこに投票するかわからないと答える人も全体で40%以上、女性だけだと50%以上もいるようで、民意は単純に「自民復権」を望んでいるわけではないような気もします。 というのも、「わからない」人たちは今回はむしろ、浮動層というよりは「民主党には裏切られたが、かといって自民党には投票したくない」と逡巡している層を多く含むと疑われるからです。その未回答層が結果的にどこに投票するのか、その動向はこれまでの選挙世論調査の常識とは違うような気がしないでもありません。まあ、でも実際は「自民党対それ以外」という選挙動向上の仕組みでは、多党乱立の「反自民勢力」は票が分散して不利になってしまうのでしょうが。 でもいったい今回の総選挙はどういう選挙なのか、少し考えてみてもよいかと思います。3.11後初めてとなるこの選挙を、ある人は「