筑波大学が、大学のブランド化に向け動き出した。卒業生のコピーライターが考案したスローガン「IMAGINE THE FUTURE.(開かれた未来へ。)」を旗印に、ロゴがデザインされたバッグやクリアファイルを作製し、学生に配布。つくばエクスプレス(TX)の駅構内に大型広告を張るなど、校内外にアピールしている。(伊藤悟) ブランド化は、山田信博学長が昨年4月に学長に就任したのを機に学内で検討が始まった。多くの卒業生が各界で活躍し、高い研究成果を上げているにもかかわらず、東大や慶大、早大などに比べて地味なイメージを変えるねらいがある。 今年1月、学生や卒業生、支援者などでつくる「茗渓・筑波グランドフェスティバル」で開かれたシンポジウム。同大講師で元電通イーマーケティングワン、クリエイティブディレクターの原忠信さん(39)と、第1期卒業生のコピーライター、一倉宏氏(55)らの討議のなかでブランド