胃の粘液に含まれ、糖の分子が鎖状になった糖鎖に、胃がんの発症を抑制する働きがあると話題になっている。 昨日のキーワード検索数でも、「胃がん」が急上昇していた。 医学が発達し、早期なら治癒の確率が高いといわれるようになった胃がんだが、転移や再発は怖いし、何より発症そのものを防げればそれにこしたことはない。 胃粘液の「糖鎖」がん抑制、薬や予防法の開発に期待 読売新聞(ヨミドクター) 2月8日(水)12時1分配信 胃の粘液に含まれ、糖の分子が鎖状になった物質「糖鎖(とうさ)」に胃がんの発症を抑制する働きがあることを、信州大学医学部(長野県松本市)の中山淳教授(病理学)らの研究グループが突き止めた。 ■信州大研究グループ、米専門誌に発表 6日付の米医学専門誌「ジャーナル・オブ・クリニカル・インベスティゲーション」に発表した。今後、糖鎖に着目した薬や予防法の開発が期待できるという。 糖鎖は、糖の分子