「この場所、また店が変わった?」「ついこの間新しいラーメン屋ができたと思ったら、また別のラーメン屋に変わってる」…… 一見、立地はよさそうなのに、なぜか店が長続きしない「不毛の地」を、誰もが一度は目にしたことがあるだろう。「悪い霊でもいるんじゃないの?」なんてオカルト解釈で片付けたくなるような不可解さ。その謎にせまる!「すぐに店が潰れる土地」の問題点とは何なのか? 立地判定のプロである「SORB」(http://www.sorb.co.jp/)の大内正幸氏に聞いた。 「飲食店の場合『売り上げの7~8割は立地で決まる』と言われます。“駅前のロータリー”とか“交差点の角地”などは、店を出す側にとってはのどから手が出るほどほしい土地。当然、賃貸の場合は家賃が跳ね上がるんですが、新しい店を出すという夢と希望に溢れた人々は『いい土地なら繁盛するに違いないから、家賃が多少高くてもおつりがくるだろう