※この話はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。 元上司が死んだ。 と言っても何年も前の上司で今では赤の他人なんだけど。 その人は絵がというか天才で、とある小さいソフトハウスの社長だった。 自分はファンで、学生時代に知り合い「お前面白いから会社で働いていいぞ」と言われてとても嬉しかった。 しかし、入社してからわかったが数人いた社員はとっくに辞めていた。理由は不明。 今ならそこでやめたりとか就職活動すればよかったが当時は氷河期で、またあの就職活動の日々が嫌だったので「とりあえず頑張ってみよ」と思ったがそれが間違いだった。 (ちなみに今ほどインターネットも充実してなくて情報がなかった。まだリクナビもできてない時代だった) 上司は天才肌で10代の頃から絵で仕事をしてた天才だったが、偏屈すぎる性格で「頑張ってください」というファンからの言葉に「頑張ってますけど。」というようなタ