伊藤忠商事の東京本社(東京都港区)敷地内で、「木を切るな」などと落書きをしたなどとして、警視庁公安部は14日、偽計業務妨害と暴力行為等処罰法違反(集団的器物損壊)の容疑で、外国籍の男4人と日本人の男1人を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。公安部は、男らが環境問題に取り組む活動家で、昨年から始まった明治神宮外苑(新宿区など)の再開発事業に抗議するために落書きをしたとみて調べている。 捜査関係者によると、外国籍の男4人と日本人の男1人は昨年7月、神宮第二球場(新宿区)の解体工事現場に設置されたパネル31カ所にスプレーを使って「皆の神宮外苑 守ろう」などと落書きをし、解体業者の業務を妨害した疑いが持たれている。 また、外国籍の男2人と日本人の男1人は昨年10月、伊藤忠商事東京本社敷地内のレストランなどがある伊藤忠ガーデンのモニュメントや壁側面4カ所に「木を切るな」「GRENWASHIN