渋谷の、おもに京王線とJR線の乗り換えに通る道に、岡本太郎の「明日の神話」が設置されたのが3年ほど前のこと。先週、絵の右下に、福島原発の絵を貼りつけた人がいて、それが物議を醸していて、最初は、「そんなことで怒らんでも」と思っていたのだけれど、「明日の神話」と向き合ってみるにつけ、やっぱりおかしい、というか、これはものすごく下品な事件であり、いたずらどころか微妙に本気でやったことがうかがい知れるこの恥ずかしい事件の犯人はきっと、高校時代の卒業文集に皆が修学旅行について書いているのに、アンディ・ウォーホールと出会った時の衝撃について書いていたりするだろうから、それを見て楽しみたいという気持ちになった。 もともと、あの場所は待ち合わせに使うのであれば便利かもしれない場所で、ちょうど関西で言うと、梅田のビッグマンのところと状況が似ていなくもない。JRと阪急の乗り換えで通るし。ただ残念なことに、渋谷