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ブックマーク / kokorosha.hatenablog.com (79)

  • 銚子駅から犬吠埼まで歩いたが、海以外も見どころ満載だった - ココロ社

    銚子を旅するとき、JR銚子駅から銚子電鉄に乗って犬吠埼まで行く人が多いと思うし、実際に行ってみるまではわたしも同じイメージを持っていた。しかし調べてみると、徒歩なら直線距離で1時間程度。海沿いに激しく寄り道しながら歩いても3時間程度で着きそうだ。帰りは銚子電鉄を満喫するとしても、せっかくだし銚子から海沿いに歩いていこう……と思って年末に実行した。楽しかったので、また近いうち行こうと思っている。 特急「しおさい」で銚子が身近になる まず銚子に行くところの話から。 わたしの住む多摩ニュータウンから銚子に行くにはいろいろ乗り継がねばならないと思っていたのだが、調べてみたら東京から「しおさい」という特急に乗れば乗り換えなしであることが判明。 東京からだと2時間以上かかり、新幹線で京都に行くのと変わらないが、特急料金がすごい安さなので、コスト的な意味あいで「そうだ 京都、行こう」とならない方でも「そ

    銚子駅から犬吠埼まで歩いたが、海以外も見どころ満載だった - ココロ社
    narwhal
    narwhal 2023/05/14
  • 年末年始に観光地ではないところに暫定的に住んだ話 - ココロ社

    「そうだ、西葛西に住もう」 2023年になってしまうと書きづらいので、2021~2022年の年末年始の話を書いておきたい。 遠くに旅行に行くような気分でもなかったが家でゴロゴロすることも望まなかったので、どこかに住む感じにしたいと思った。東京湾沿いに暮らしてみたいという願望が以前からあり、夢の島近辺のホテルを探したら西葛西駅前のホテルが空いていたので、12/31~1/4に泊まってきた。 同じ都内だが、多摩ニュータウンの自宅からは1時間半くらいである。 旅行するときは何百枚も写真を撮ることが多いのだが、このときは住んでいたのであまり撮っていないため、説明が多くなって申し訳ない。 12/31の昼まで仕事をしており、仕事をおさめて高田馬場で高田馬場らしいごはんをべてゲームセンターミカドで遊んだあと、西葛西に到着して、ホテルでを読んで、お腹がすいてきたらセブンイレブンで適当なお弁当を買ってきて

    年末年始に観光地ではないところに暫定的に住んだ話 - ココロ社
  • 「海の京都」宮津の化粧地蔵にカルチャーショックを受けた - ココロ社

    たとえば東京都民が州を離れて沖縄の離島を旅すれば、建築がまったく州のそれと異なり、同じ日語圏なのに州の文化とはぜんぜん違う異国に来たときのような感動を覚えるはずだが、州を旅するときはどうだろう。沖縄でのような異文化との出会いは想定しないはずだ。細部は異なれど、東京と同じ文化圏だと思って行動しているはずだけれど、先日、京都北部の宮津で異文化に接して感動したので記念に書いておきたい。 参考情報として、わたしがふだん散歩で眺めている多摩市の貝取神社のお地蔵さん。 多摩ニュータウン開発のときに近辺の神社から合祀されたらしいのだが、お地蔵さんもそうなのかは知らない。近くに17世紀のお地蔵さんがあって、それは鎌倉街道沿いにあったものを動かしたらしく、もしかしたら彼らの出自もそうなのかもしれない。 マスクにも年季が感じられるようになったが、疫病が終息したら外したりするのだろうか。それとも意図的

    「海の京都」宮津の化粧地蔵にカルチャーショックを受けた - ココロ社
    narwhal
    narwhal 2022/12/17
    「化粧地蔵」
  • 「白身魚のフライ」という変態性満載のごちそうを見つめなおす - ココロ社

    いまから白身魚のフライが好きという話をしたいし、エビやアジのフライにしか興味がない方はこっち(どっち?)に来てほしい。ただ白身魚のフライについての意外な情報のようなものはこれを読み進めたところでどこにも書いていないので申し訳ない……。 「白身魚」という名の魚はいない 「雑草という草はありません」。昭和天皇のお言葉である。ナマズの研究でおなじみの秋篠宮皇嗣殿下におかせられましては「白身魚という名の魚はありません」と仰せられたかどうかは把握していないが、秋篠宮皇嗣殿下は白身魚と名付けられた料理を召しあがったことはないに違いなく(念のため検索はしてみた)、そもそも白身魚という概念をご存じないかもしれない。ナマズは白身でおいしいのだが、白身魚のフライはスケトウダラ・ナイルパーチ・ホキ・パンガシウス(名前が怖くない順に書いたら受け入れてもらいやすいと思って……)などといろいろである。お弁当屋さんでは

    「白身魚のフライ」という変態性満載のごちそうを見つめなおす - ココロ社
  • 百舌鳥・古市古墳群、ガッカリ名所どころか、脳から汁が出るくらい楽しい - ココロ社

    トップの写真からして茶色くて地味なのに、よくぞ弊ブログにお越しくださいました。広告を入れていないことが唯一のウリの弊ブログですが、ゆっくりしていってください……。 百舌鳥・古市古墳群が世界遺産に登録されたということで大変めでたいのだが、世界最大の古墳の世界遺産登録が、たとえば石見銀山よりも後に登録されるのは順番がおかしいのではないかと思った人も少なくないだろう。石見銀山はそれ自体観光地としては最高で、世界遺産に登録されていることそれ自体には何の疑問も抱いてはいないが、古代につくられた世界最大の古墳の方が今になって登録されたことに、わたしもあまり納得できてはいない。当然ながら、ピラミッドは世界遺産がはじまってすぐに登録されている。しかしあれは、大仙陵古墳よりも小さい古墳である……。 ……などと、何も知らぬかのように装ってみたのだが、百舌鳥古市古墳群の登録が遅かった原因について、実際はなんとな

    百舌鳥・古市古墳群、ガッカリ名所どころか、脳から汁が出るくらい楽しい - ココロ社
  • 家系ラーメンをたしかめた話 - ココロ社

    家系ラーメンのマインドシェアが低いという個人的問題 家系ラーメンのわたしのマインド中のシェアが低いことが、常々わたしの中で問題視されてきたのだが、その理由はふたつあった。 そもそも、立ち位置が定まっていないように見える。脂ぎっていることがアイデンティティなのかしらと思うが、そうでもなさそうである。わたし自身、脂ぎったものをべたいと思ったときにはラーメン二郎→なければラーメン二郎にインスパイアされた店→なければ家系ラーメンという行動を取る。海苔やほうれん草がのっていることで、コンセプトのいっそうのゆらぎが感じとれ、和風にしたいの、それとも健康的なラーメンということにしたいの、などと、物言わぬ家系ラーメンに語りかけたくなってしまうのである。 しかも、世間では、家系ラーメンが、脂ぎった事の代表のように扱われている点に違和感を覚え、わたしの心はますます家系ラーメンから離れていった。「ダイエット

    家系ラーメンをたしかめた話 - ココロ社
    narwhal
    narwhal 2019/08/17
    "いままでいただいてきた家系ラーメンのスープをハイレベルにした味で、これまで「横浜家系」で味わってきたスープから、家系ラーメンのスープのイデアのような存在を空想していたのだけれど、まさにその味だった"
  • 中年女性を揶揄するフォークソングとハンバーグ定食の間で - ココロ社

    ラーメン屋などでオリコンのヒットチャートが有線でかかっていることはよくある。音楽にこだわりがないなら無難な音楽をかけてほしいと思うのだが、まさにマジョリティーにとっての「無難な音楽」がオリコンのヒットチャートなのだろうから耐えるしかない。わたしは正確にオリコンのチャートを把握してはいないので、もしかすると店主の心のオリコンチャートの上位にランキングした音楽をかけているのかもしれない。それならそれで、使用料を支払わずに流していることになるため、わたしの心のJASRACが黙っていないはずだが、それはともかく、そのような体験をするたびに、お口に広がるおいしさと内耳に広がるつらさが極まった状態になったらどうなるだろうかと思っていたのだけれど、先日、その暫定的な答えを得た気がしたので報告させていただきたい。 仕事が早く終わったある日のこと。まっすぐ帰宅するのも味気ないので、ほとんど降りたことのない駅

    中年女性を揶揄するフォークソングとハンバーグ定食の間で - ココロ社
    narwhal
    narwhal 2019/04/05
    ↓「味覚と聴覚が引き裂かれるという得がたい経験」の話であるのに、タイトルしか読まない人たちと、全文を読んでもミサンドリー文脈に回収することしかできない人たちが釣れているwww
  • 首都圏の冬の絶景。「三十槌の氷柱」と「あしがくぼの氷柱」で、天然と人工の氷柱を見て自然の小ささを知るの巻 - ココロ社

    先に、忙しい人(お仕事無理せんといてね……)のためにまとめておいたので参考にしてほしい。このまとめ以下は単なるポエムなので読む必要はない。 2019年の三十槌の氷柱の公開期間は2月17日(日)、あしがくぼの氷柱の公開期間は2月24日(日)まで 急行バスに合わせて特急を予約すると楽 「三十槌の氷柱+三峯神社」のセットより、「三十槌の氷柱+あしがくぼの氷柱」の方が楽しいかもしれない あしがくぼの氷柱だけでもお釣りがくる(何のお釣りか知らんけど)感じがある 在学中にスクールカースト上位で、就職してからも会社カースト上位にいるような人でも、冬になると、ふと三途の川の向こう岸がどうなっているのかについて興味を持ってしまうことがあるという……などと微妙なデマから書き始めてみたのだが、誰しも部屋にこもりがちな季節であることは事実だろう。コミュニケーション界におけるカースト上位の人であれば、「最近引きこも

    首都圏の冬の絶景。「三十槌の氷柱」と「あしがくぼの氷柱」で、天然と人工の氷柱を見て自然の小ささを知るの巻 - ココロ社
    narwhal
    narwhal 2019/02/19
    「おさわり氷柱」
  • 70年代の若者を気取ってそばの超大盛りを食べて気持ちよかったという話 - ココロ社

    70年代でもっとも有名なテレビドラマ『俺たちの旅』の再放送を見ていて、ひとつ気になるシーンがあった。なんと、主人公たちがごちそうをべそこねて、文句を言いながら街のそば屋で大盛りの盛りそばをべていたのであった!しかも上の口では文句を言いつつも、同じく上の口でおいしそうべており、ぼくは激しい嫉妬に身を焦がした。 ―などと書くと、この筆者の頭は大丈夫なのかと思われてしまうかもしれないので、なぜ嫉妬に身を焦がしたのかについて、くわしく説明させていただきたい。 いま、「若者が大盛りをべる」といえば、牛丼・ラーメンカレーあたりだろう。そばは、江戸時代から戦前までは大盛りの主役だったかもしれないが、いまでは少し高級な、少ししか出てこないイメージ。立ちいそばというジャンルはあるけれども、立ちいそばと立ちわないそばの間には大きな隔たりがあり、後者には高級な、通にしかわからないべ物というイ

    70年代の若者を気取ってそばの超大盛りを食べて気持ちよかったという話 - ココロ社
    narwhal
    narwhal 2018/11/23
    「非都民の方のために解説しておくと、東京都民にとって、都内を感じさない都内は旅行をした気持ちになれて、泣いてしまうのである」
  • 街中にある平和や自由や平等を表すオブジェをそういう視線でしか見られない症候群 - ココロ社

    公園や公共のスペースなどにある人物を象ったオブジェたち。オブジェの台座にはきまって平和や自由や平等などを意味するメッセージが記してある。平和!自由!平等!結構なことである。太平洋戦争では数百万の日人が亡くなったというのに、今もなお、あの戦争は間違ってはいなかったと主張する人が跡を絶たないし、人間としての権利を主張することが悪だと考える人も少なからず存在するので、広範に平和や自由や平等を祈念する像を立てておかないと、また日が焼け野原になったり、あるいは、物理的にはそれなりに繁栄していても、精神的に焼け野原になったりするからである。 これらの平和・自由・平等を象徴するオブジェたちは、平和・自由・平等そのものがそうであるのと同様、日常の風景に溶けこんでいて、写真を撮る人もいなければ見向きする人もいないものだけれど、ノーマルな人生を送っている人は、仕事や家庭のことで頭がいっぱいなのだし、悪いこ

    街中にある平和や自由や平等を表すオブジェをそういう視線でしか見られない症候群 - ココロ社
  • 東京・府中の巨大パラボラアンテナを見納めてから偉人の墓参りをキメる - ココロ社

    東京都の建造物で都民を励まし続ける存在といえば東京タワーであるが、東京都民でありながら東京都になじめないアンダーグラウンド都民にとって、あれはまだまだ赤すぎる。 われわれアングラ都民(共犯に仕立てあげてしまい、申し訳ない……)を励ましつづけてきた建造物といえば、府中のパラボラアンテナである。 わたしがこのアンテナを見たのは20年で5回程度に過ぎないのだが、週の半ばに嫌な事件が起きたとき、「逝去したい……でも週末に府中のパラボラアンテナを見たら気分転換になるだろうから逝去はもうちょっと先にとっておこう」と思って過ごし、週末になると逝去の件についてはすっかり忘れて遊び呆ける……という一週間を過ごすことが多く、実際に行くことはなくとも、パラボラアンテナが府中に存在するという事実がわたしを勇気づけてきたのだった。 あのパラボラアンテナ、米軍基地跡にあって、現役ではない。府中市は競馬などで財政が潤い

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    narwhal 2017/04/20
  • 千葉・佐倉のチューリップ祭りに行って、「チューリップが好き」と言いにくい謎について考えた - ココロ社

    大人になると、チューリップが好きな人も、堂々と「チューリップが好きです」と言えなくなってくる。 内心、チューリップが大好き、死んだら棺桶の中をチューリップで満たしてほしい、と願っている人でもそうだろう。 亡くなったあとも、菊に囲まれ棺に収められながら、「これじゃないんだけど言い出せなかったし、棺桶の花以外についても言いたいことを言わないで過ごしてきた人生だった……」という残留思念が葬儀場の中をさまよっているのかもしれない。 わたしはチューリップのことはほどほどに好きだが、大人にとって、チューリップが好きだとは言いにくいムードがあることは承知している。 意中の女性の誕生日に100の薔薇の花束を贈ったら嫌な顔をされる確率はおよそ80%ほどかと思う。では20%は喜ぶのかと思った方もいるかもしれない。愛情の押しつけが嫌いな人は、得てして愛情の押しつけが嫌いなあまり、世界中が愛情の押しつけを嫌って

    千葉・佐倉のチューリップ祭りに行って、「チューリップが好き」と言いにくい謎について考えた - ココロ社
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    narwhal 2017/04/20
  • 秋芳洞&秋吉台が、今もなお国内屈指の奇景であることを、多めの写真と面倒なエッセイでお知らせしたい - ココロ社

    ココロ社です。 今回はちょっと前に行ってきた秋芳洞featuring秋吉台(当は逆だろうけれど)の話です。 平均的な人間が一生のうちに見る鍾乳洞の数は1.2パイくらいだと思うのだけれど、すでに奥多摩や石垣島の鍾乳洞を見、岩屋観音窟のような小粒なアイテムを寄せ集めて1パイとすると、合計3パイほど見たことになり、わたしは普通の人の倍以上の鍾乳洞経験を経ていることになる。鍾乳洞経験中級者としての高度な自覚をもって筆をすすめていきたいと思う。 なお、ここで仮に鍾乳洞の単位を「パイ」としてみたけれど、語感が気に入っているのでそう呼ぶことにしている。 少し前の話になるが、「たとえ何パイ見たところで、日を代表する鍾乳洞であらせられますところの秋芳洞を見なかったら鍾乳洞を見たことにはならないのでは?」という、希死念慮にも似た妄想にとりつかれてしまったため、新山口まで足を運んだのだった。 地味な土産物屋

    秋芳洞&秋吉台が、今もなお国内屈指の奇景であることを、多めの写真と面倒なエッセイでお知らせしたい - ココロ社
  • 「ダサピンク現象」は、男女の問題ではなく文化的差異の問題である - ココロ社

    はてな界隈でのみ話題になっている話はなるべく扱わないというのがこのブログの方針である。はてなユーザー以外の人にも読んでもらいたいからで、はてな界隈で話題になっている話を扱いたい場合は、より一般論として読めるようにテーマを変えて書くようにしている。 ただ先日、ピンク色のプロダクトが多く見当たるという一般的な事象について記事を書いたときに、あくまでもその一部として「ダサピンク現象」について言及しただけで、もう書かない方がいいなどというご意見を頂戴した。つまり、もっと書いてほしいと思っているのに、それが素直に言えないのである。 今回は、そんな愛くるしい方々の熱いリクエストにお答えし、心をこめて「ダサピンク現象」についての考察をしていきたい。 「ダサピンク現象」の定義とその具体的な事例 はてな界隈で話題になっている「ダサピンク現象」は、どのように定義されているかをまとめておこう。 「ダサピンク現象

    「ダサピンク現象」は、男女の問題ではなく文化的差異の問題である - ココロ社
  • 「宝くじを買う人は愚か者」説の真偽を確かめ、ついに最終結論を得た - ココロ社

    宝くじ研究家(研究しすぎた結果、買わなくなるほどの物の研究家)のココロ社より愛をこめて…… 「宝くじは愚者の税金だ」という言葉を知っているにもかかわらず、わたしは何度か宝くじを買ったことがある。そのうちの少なくとも一回は、どうせ当たらないのだから、当選したかどうかを確認するのは時間の無駄と思って、確認しないまま捨ててしまったので、その意味で、まさにわたしは愚者税を払ったのかもしれない。しかし、愚かであるというハンディキャップを持ちながら健気に生きているのだから、そこを評価してもらい、むしろ賢者から税金を取ってわたしのような愚者に再配分した方がよいのでは、と思ったが、よく考えてみると、それは世に普通に存在するZEIーKINそのものではないか……ということに気づくのにも時間がかかってしまったので、わたしは筋金入りの愚者なのかもしれない。 ―そんな感傷はさておき、「宝くじは愚者の税金」論を語る

    「宝くじを買う人は愚か者」説の真偽を確かめ、ついに最終結論を得た - ココロ社
    narwhal
    narwhal 2015/01/03
    「今日もさまざまな宝くじ状のものを引いて外れたと思うが、早く何か当たってほしいと思う。わたしは先進国に生まれる宝くじに当選しただけで終わってしまうのだろうか。そう考えるとまあいいやという気もするが。」
  • STAP細胞、EM菌、アベノミクス……キラリと無駄に光ったネーミング - ココロ社

    【忙しい人のためのまとめ】 「STAP細胞」という呼び名はコツコツ実験して発見した成果であるような印象を与え、「EM菌」という名前は、科学的根拠があるように聞こえる。「アベノミクス」は、世界的な経済政策であるかのような印象を与えることに成功した。ネーミングさえうまくいけば、不正をごまかすことすらできてしまうので学ぶべき点も多い……それはそうと、お忙しいところお目通しいただき、感謝しております。 割烹着で実験をして世紀の大発見……と思いきや、そうでもなかったことでおなじみのSTAP細胞。 最初にこの発見がNETSU造かもしれないという疑惑が出たときには、えーそれってミソジニーじゃないの?オッサンが発見していたら誰も疑わなかったと思う……などと思っていたが、実際は違っていたので反省した。匿名のブログでも、女の人が書いていて文章が面白いと「当に女の人が書いてるの?」と言われる現象に似ていると思

    STAP細胞、EM菌、アベノミクス……キラリと無駄に光ったネーミング - ココロ社
    narwhal
    narwhal 2015/01/03
  • 衰退しつつある産業がやりがちな「お説教広告」について - ココロ社

    テクノロジーの進化が、かつて栄華を極めていた巨大企業のビジネスモデルを成り立たなくさせてしまうことがある。たとえば郵便。物流はなくてはならないが、信書について考えてみると、手紙を出すメリットはほとんどない。手書きだと温かみがあるような気がするが、別にLINEで暖かいメッセージをクリエイトすることは可能であるし、手書きの手紙をもらったら手書きで返さなくてはいけないような気がして、むしろありがた迷惑という気もしなくもない。手書きで手紙を書くのなら、往復ハガキで、返事も書いておいてほしいし、それが当の礼儀というものではないだろうか……などと妄言を吐きたくなってしまうほどに信書の電子化は不可避であり、ドル箱であったところの年賀状もまた、衰退の一途を辿っている。 先月の話だが、電車を降りたら不意打ちに遭った。 つまりこれは、「年賀状を出して、ちゃんとした大人になりなさい」という意味である。しかも、

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  • 「なぜ女性向けのプロダクトにはピンク色が多いのか」という怒りにも似た疑問について考える - ココロ社

    男のわりにはピンク色が好きだが、特に自分がジェンダー的なバイアスから自由に生きてきたなどと主張しようと思ってはいないことでおなじみのココロ社です。 女性向けに作られた製品が、考えなしに適当なピンク色にされているように思えることがあるし、インターネットでも定期的に話題になっている。最近では、「ダサピンク」問題と呼ぶ人もいる。たしかに家電量販店などの調理家電や美容家電のコーナーに行くとピンク色の家電が多いのは事実である。 これらの製品、とくに家電などは、中年男性がデザインの決定に深く関与しているというイメージが強いこともあってか、「どうせ女の人はピンクが好きなんでしょ」という傲慢な感覚のもとに作られたような気がしてしまうし、勢い余ってそこにジェンダーの問題を見出すこともあるかもしれない。 「男性向けにミントの香りのものが多い」というのも同じ問題といえるかもしれないが、この手の大雑把に作られてい

    「なぜ女性向けのプロダクトにはピンク色が多いのか」という怒りにも似た疑問について考える - ココロ社
  • できたてがすぐ食べられ、生活が荒廃する可能性。「ポテトチップス製造ライン」導入のすすめ - ココロ社

    気温が上がってきているとはいえ、それに見合った愉快なできごとがないと、かえってふさぎこんでしまいがちなこの季節。 積極的に生きる喜びを獲得する施策を打っていかないと、たちまち召されてしまいかねないが、そもそも、その積極性が失われていることが事の発端……とするならば、偶然ここをクリックした方は、この記事を読まされ、ポテトチップス製造ライン導入を怪しいオッサンにより提案され、道具を買い揃えさせられ、ポテトチップスを作らされ、ツイートさせられ……など、受動態で小さな幸せを獲得させられていただければ幸いである。体重も増えるので幸せと思わないかもしれないけど……。 おいしいのはもちろん、意外に早くできる ポテトチップス製造ライン導入のメリットは以下の4点が考えられる。 (1)作りたての温かいポテトチップスをべることができる カルビーの作りたてポテトチップスの店で並んだり、郷のファイアーハウスなど

    できたてがすぐ食べられ、生活が荒廃する可能性。「ポテトチップス製造ライン」導入のすすめ - ココロ社
    narwhal
    narwhal 2014/04/03
    夜食テロ注意
  • 「大阪出身です」「え〜!見えない!」プロブレム - ココロ社

    こんにちは。ココロ社です。 大阪生まれで東京にきて20年以上経って、今は神奈川にいるのですが(過ごしやすくて気に入ってます)、たまに出身を聞かれます。ぼくは人の出身がどこかについては興味を持てなくて、興味があるのは下半身についてのみなので、出身を聞かれるたびに、出身なんて聞いて楽しいのかしらと思うのですが、裏を返すと、「出身の話くらいしかすることがないくらい相手が退屈している」ということなのではないかと思い、もっと楽しい話ができるようにならなアカン……と反省します。 それはともかく、出身を聞かれて「大阪」と返したときの反応をベスト3形式で書かせていただくとこうです。 【第3位】「ウソ!いま大阪弁で話してないじゃない」 大阪人の全員が東京にきても大阪弁で話すと誤解している人はこう言います。こういう人に、明石家さんまは奈良、ダウンタウンは兵庫出身であるという話をすると多少受けますが、「じゃあ今

    「大阪出身です」「え〜!見えない!」プロブレム - ココロ社
    narwhal
    narwhal 2013/06/19
    "たかが人生にコストをかけすぎである" "郷土愛満載な大阪人にとっては悲しい話なのかもしれませんが、郷土でしか自分をアイデンティファイできないというのもそれはそれで残念な生き方だと思うのでコスモポリタンと