世の中で信じられている鬼女像、すなわち「専業主婦が暇にあかせてネットに張り付き、生け贄を探している」というイメージは必ずしも正しくないと、人気ブロガーの山本一郎氏は語る。 * * * 最近、大手ネット調査会社が行なった調査によると、鬼女板に月2時間以上アクセスしている人は約1万6000人いると推定されるが、既婚女性はその36%に過ぎなかった。30代、40代の独身女性が16%ほどいて、残りは30代、40代の男性だった(パネル調査をもとに推定)。 つまり、半数近くは既婚女性のふりをした男性による書き込みだと想像される。 では、性別、年齢以外の属性はどういうものか。もちろん専業主婦も多く含まれているが、中心は引きこもりやニート、非正規雇用などの低所得層で、「ネトウヨ」や「反原発サヨク」などのネット住人と層が重なっていると思われる。主婦が共通して抱える悩みについての質疑の場としてだけでなく、個人攻
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